ここ数年ますますSNSやテレビで話題になっている、八幡平の雪解け時期の絶景
「八幡平ドラゴンアイ」
八幡平にある「鏡沼」の雪解けの様子がまるで龍の瞳のように見える、季節限定の絶景です。
自然が起こす神秘の絶景「ドラゴンアイ」は、毎年決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化の様子を自然ガイドステーションよりご報告いたします。
2025年4月19日より開始しました!
奇跡の絶景!八幡平ドラゴンアイまでお車で約40分!
八幡平山頂までの「八幡平自然散策バス」がドラゴンアイシーズン中の毎日、ホテル前より出発。
2024年のドラゴンアイ画像




2025年4月24日
今年2回目のドラゴンアイ観察日記となります。
今回は当社のTガイドの報告となります。
まず、前回ご紹介した水の滲みがさらに大きくなり、既に雪の上に水が溜まっている状態になっていました。
また昨年に比べて沼の西側(水溜まりがある側)の雪のせり出しが大きくこの冬は西からの季節風が強かったのでは?と推測されます。
この辺りの積雪深の違いがどんな影響を及ぼすか気になるところです。
ちなみに、今年と同じような水溜まりは過去にもあったか振返ってみたところ…
2022年4月25日の写真と似ているように感じました。
2022年はその後、GWに雪が積もりその後また雪が融けて再び水溜まりが出来ましたが、今年はGW期間中も気温は高めの予報。
このあとどんな風に変化していくか興味深く見て行きたいと思っています。
4枚目の写真はドラゴンアイ(鏡沼)のお隣、めがね沼の様子です。
めがね沼もすでに水溜まりが出来ていました。
まだ雪の上に水が溜まっているので水色ですが、通常は、エメラルドグリーンのような色の水が溜まっています。
こちらの水の色の変化も注目です。
全般的なドラゴンアイの進行状況ですが、周りの雪の量は例年より多いものの、ドラゴンアイとしての進行は例年と同じようなペースで進行しているように感じます。




2025年4月19日
本日、今年1回目のドラゴンアイの様子を見に行って来ました。山頂付近の雪の壁の高さは例年より1mほど高い7.3mだったとのことで道中のアスピーテラインの雪の壁は確かにここ数年では1mほど高い壁になっていると感じました。
いつも通り山頂下の無料駐車場に車を止めてドラゴンアイを目指します。
登山道入り口から入ってすぐに写真の通り、一面の雪の世界が待っています。
雪面は意外と締まっていて長靴でも歩けそうに感じました。(私はスノーシュー装着)
ドラゴンアイまでの道順にはピンクテープが立っていてそれを目印に進みます。
5分ほど歩くと左手に向かう足跡とまっすぐ山の上に進む足跡に分かれます。
看板はまだ雪の中に埋まっていますが、鏡沼分岐です。
この分岐は左手の方に進みます。
夏道の登山道はまだ雪の下。ピンクテープに沿って雪の上を歩きます。
ところどころ膝ぐらいまで雪に潜った足跡もあります。
なるべく足跡に沿って進むのが安心ですね。
歩き始めて約15分。眼前にドラゴンアイが現れます???
例年通りですが、この時期はまだ沼の輪郭が凹み、ここが鏡沼とわかる程度です。しかし、今年は既に沼の西側(写真左側)に水の滲みが確認できます。
過去の写真と見比べてみたところ、2022年4月18日と同じような感じです。
正直、今年は雪が多かったのでまだ輪郭もそれほどはっきりしていないのでは?と思っていましたが、しっかりと雪面が凹んでいてちょっとびっくりしました。
こちらは定番のアングル!
沼の北側から沼越しに岩手山が見える写真です。
今年も3~4日に一度程度の間隔で観察日記を更新して行こうと思っております。
どんなドラゴンアイが見られるか、今からワクワクですね。
今年もドラゴンアイ観察日記をお楽しみに!