【ドラゴンアイ観察日記 2025】6月16日 更新

ここ数年ますますSNSやテレビで話題になっている、八幡平の雪解け時期の絶景
「八幡平ドラゴンアイ」
八幡平にある「鏡沼」の雪解けの様子がまるで龍の瞳のように見える、季節限定の絶景です。

自然が起こす神秘の絶景「ドラゴンアイ」は、毎年決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化の様子を自然ガイドステーションよりご報告いたします。

2025年4月19日より開始しました!

奇跡の絶景!八幡平ドラゴンアイまでお車で約40分!
八幡平山頂までの「八幡平自然散策バス」がドラゴンアイシーズン中の毎日、ホテル前より出発。

2024年のドラゴンアイ画像

2024年4月21日
2024年5月1日
2024年5月16日

       2025年6月16
今年16回目の更新です。全国ニュースでも取り上げられていましたが、前回6月13日に報告させていただいた通り、それまであった水の帯がほぼ消えてなくなってしまった状態でしたが、今日はどんな感じか? とドラゴンアイを見て来ました。
ドラゴンアイまでは1か所雪の上を5mほど歩きますが、ここがとても滑りやすくなっています。ご注意ください。

ドラゴンアイはまず中心の雪の丘(瞳の部分)がさらに凹んで水がしっかり溜まっていました。いわゆる開眼状態となっています。

そして写真の手前側、沼と散策路の間の雪の層がだいぶうねっていました。
これも前回お伝えしたように、この状態は2022年や2021年と同じような形状になっています。そしてよく見ると目の部分が大きく浮き上がり段差が生じているのも確認できました。

 

沼の北側から全体を俯瞰してみます。ご覧の通り、中心部の瞳の部分は水が溜まっています。そして白眼の部分とその外側に段差が生じて段差の外側に水の帯が出来掛かっているのも確認できます。

青色で塗りつぶしたところが先頃まで水の帯があったところです。
繰り返しになりますが、2022年、2021年と同様、今冬は例年以上に中心付近(瞳の部分)の積雪量が多かったため周辺の雪の層との浮力に差があり瞳の部分が浮き上がって段差が生じたと思われます。
この先も気温が高めで推移しそうなので、段差の外側に新たに水の帯ができる可能性が高いと思われます。

段差付近のアップ写真です。よく見ると森側の雪は融雪が進み岸からは離れて水面が見えています。
右の写真は左下の水面が右斜め上のお方に伸びてくるのではと思っています。

瞳の部分のアップ写真です。凹みにしっかりと水が溜まっているのが確認できました。また、前回よりもさらに亀裂は目立たなくなっているように感じました。

2022年、2021年を見ると、この後は瞳の部分が下の水の層まで貫通し黒っぽく見えるように変化し、森側から融雪が進んで中央の雪の丘の部分が三日月上に変化して終盤を迎える・・・。
そんな風になるのでは?と予想しています。

この先の天気や気温にもよると思いますが、今度の土日まではまだ楽しめるのではないかと思います。

     2025年6月13
今年15回目の更新です。今日はお昼頃に山頂に向かいましたが山頂でも気温は21℃ほどありました。ドラゴンアイまでの道中は若干雪の上を歩くところもありますがほぼ夏道となりました。雪上は滑りやすいので気を付けて歩いていただければと思います。
それから雪解けが進んだためか、虫がだいぶ発生してきています。気になる方は虫よけ対策もお忘れなく。

融雪が進み夏道からの撮影しかできなくなったため、大きな亀裂の写真は撮影できなくなりました。
また今回の写真でお気づきかと思いますが、水の帯がほぼ無くなっていました!
水の帯の水面下にあった雪の層が大きく浮き上がり水面上に出てしまった為と思われます。また写真手前の雪面も浮き上がったように感じました。

こちらは北側から見たドラゴンアイです。沼の中にあった雪の層全体が浮き上がって水の帯がほぼ無くなり、亀裂もあまり目立たなくなっているようです。
水の帯の外側にあった雪面付近は山折りのように盛り上がって一部では損壊して亀裂のような穴が開いていました。

よく見ると雪の丘の中心部付近が黒ずんでいてアップにしたところ水が滲んでいるようび見えました。例年ですとこの状態で「開眼」と呼んでいます。

説明がうまくないのでご理解いただけるか…不安なところはありますが、写真の水色の線の内側が先日まで水の帯があったエリアです。ここ数日で水面下にあった雪の層が水面上まで浮き上がったものと思われます。そのため、青い線にところに穴や亀裂があるのですが、そこから雪の下に水が入り込み水の帯が消滅したと推測しています。

上の写真が本日の写真ですが、青い線で囲った窪みですが、下の写真(6/3撮影)の青い線で囲った水面下の穴と同一のものと思われます。
繰り返しになりますが、ここ数日で鏡沼の水面エリアの積雪融雪し、水の浮力が増えて雪面が一気に浮上。そのため水の帯がほぼ消滅し、沼の縁に積もっている雪は浮上しないため、沼の縁(土の部分)と水面の境が山折りのように持ち上がっていると思われます。

この先、どのように進行するか、読めないところですが、2022年も同じように水面エリアの雪と土の上の積雪との間に大きな段差が発生したので2022年のような変化になるのではと推測しています。

今年のドラゴンアイ、あまりきれいとは言えませんが、過去に無いような進行状況となっていますので引き続き状況をお知らせしたいと思います。

2025年6月8
今年14回目の更新です。
今回はIBCラジオのロケがあり、その中で撮影したものになります。
午後2時ごろ現地に到着しました。
沼の南側にある一番大きな亀裂は前回よりもさらに幅が広がったようです。また亀裂の左側の雪の丘ですが、前回よりもさらに浮き上がった感じがしました。

6月8日の亀裂
6月6日の亀裂

亀裂のアップ写真です。
上が昨日、6月8日の亀裂の様子、下の写真が6月6日の亀裂の様子です。
上の写真を見ると、亀裂左側の雪の丘の高さが増してるように見えます。逆に亀裂の右側(森側)の雪面が融雪?沈下?したように見えます、

また写真では確認しづらいですが、亀裂の水の下の雪の層が浮上したようにも見えます。

こちらは沼の南西側から見たドラゴンアイです。雪の丘を取り巻く水の帯はほぼ完成形に見えます。よく見ると水面下に雪の層が浮き上がってきていてコバルトブルーの水の色を一層きれいに見せてくれます。何か所か穴が開いているのも確認でき、雪の層の下にある水の層まで貫通していると思われます。

沼の北側からのドラゴンアイです。沼の北側は融雪が進み、安全のため規制ロープが張られています。夏道からのアングルです。
前回もお伝えしましたが、西側から東側に伸びる亀裂は浮上して溝の間の水が抜けてただの雪の溝になっています。
ただ確認しづらいですが、森側に繋がっている溝には水面が確認できました。

参考までに、お隣、めがね沼の「龍の涙」も融雪のため規制ロープが張られ、夏道からでないと確認することができなくなっています。そのため写真のように微かに確認できましたが、水面下の雪の層は確認できませんでした。

2025年6月6
今年13回目の更新です。
今回は午前11時半ごろ現地に到着しました。沼の南側にある一番大きな亀裂は前回よりもさらに幅が広がったようです。そして雪の丘を囲む水の帯はまだ周回にはならず全体の3/4程度で前回と大きく変化はありません。

亀裂のアップ写真です。前回の亀裂のアップ写真と見比べてみるとわかると思いますが、亀裂の幅が広がり、亀裂の間にも雪の層が浮き上がって来ているのが確認できました。前々回予想した森側から横に伸びる溝は数も増えず、溝も深くならずですね。森側の雪面も全体として浮いてきたのかも知れません。

前回と大きく変化を感じたのは水面の下の雪層が全体として水面直下まで浮上してきたようで鏡沼のきれいなコバルトブルーの水の色が太陽の光と相まってとてもきれいに見えるようになっていました。
また沼の反対側の斜面上にたあくさんのお客様が見えると思います。
見ごろを迎えたくさんの方がドラゴンアイを見にいらしていました。

こちらは沼の北側からのドラゴンアイですが、いつもはもっと写真の左側から撮影するのですが、融雪が進み、規制ロープが張られました。そのため、いつもよりは西側(北西側)からの角度になっています。
西から東側に伸びている亀裂は雪の丘の浮上と共に水面の上になってしまったため、水が抜けて雪の溝になっていました。
あと、雪の丘の表面に何となく楕円形の汚れ?が見えますでしょうか?
恐らくここが少しずつ凹んで龍の瞳になるのではと思われます。
だとすると間もなく開眼でしょうか?

  2025年6月2
今年12回目の更新です。
今回は午前9時半ごろ現地に到着しました。
6月に入りましたが、ドラゴンアイまでの道中はまだ雪の上を歩きます。繰り返しになりますが、だいぶ滑りやすくなっていますので長靴やトレッキングシューズなどでの散策をおすすめいたします。

県境登山口から約15分でドラゴンアイが見えてきます。
今回のドラゴンアイですが、前回よりも中央の雪の丘がさらに浮き上がったように見えました。
そして丘を囲む水の帯が全周の3/4ほどまで水面を広げ、水の幅も広がったようです。

気になる亀裂のアップです。今年は複数の亀裂が入ってしまいましたが、その中でも写真の亀裂が一番はっきりした亀裂です。
この亀裂も前回よりより幅が広がり、亀裂の奥の方まで水が入り込んでいます。
そして写真では見にくいですが亀裂の一番奥、写真右側(森側)から横に入っている亀裂に繋がっています。

6月2日は平日でしたがご覧のようにたくさんのお客様がドラゴンアイを見に来ていました。
水の帯も広がり、水面下の雪の層も浮き上がってきているので水の青さが強調され、見ごろを迎えて来ていますね。

こちらは沼の西側から見たドラゴンアイです。雪の丘の周りを水面が囲むように広がり、太陽の光があればきれいなコバルトブルーの水面をご覧いただけます。

こちらも沼の北側からのドラゴンアイです。沼の周囲の融雪が進み、今まで撮影していたところが期性ロープの内側になってしまいましたので、画角が若干変更になっています。
こちら側から見える2本の亀裂は雪面全体が浮き上がったためでしょうか?
亀裂内の水が抜けて雪の溝になっていました。
この先、雪の丘の中心部が凹んでくれば開眼となると思いますが、丘を囲う亀裂が今後どうなるか?注視して行きたいと思います。

お隣、めがね沼の龍の涙ですが、水面下の雪がだいぶ少なくなって来ました。
エメラルド色の水面を見れるのもあと少しかも知れません。

最後になりますが、この日は10時半過ぎに駐車場に戻ってきました。
山頂の有料駐車場は2台ほど入庫待ちの車が、写真の無料駐車場もこの時点で満車で駐車スペースを探す車が4~5台ほど居ました。
そろそろ見ごろを迎え、平日も混雑が激しくなってきたようです。

  2025年5月29
今年11回目の更新です。
今回も午後1時半ごろ現地に到着しました。その際の気温はなんと16℃!
前回と違い今日は暑いくらいでした。

さて、今日はいきなりドラゴンアイから。
前回よりもさらに中央の雪の丘が浮き上がったように感じました。
そして亀裂の幅もさらに広がったみたいです。

亀裂のアップ写真なのですが、注目すべきところは亀裂の右側。
横に黒い筋が数本出来上がっていてその窪みには水が浮いているように見えました。
今年はこの筋状の窪みの本数が増えることで水面がドーナツ状になるのか?
この先の変化を注視したいと思います。

 

こちらも南側から見たドラゴンアイです。この角度だと中央の雪の丘の盛り上がりがわかりやすいでしょうか?
そして雪の丘の表面に何となく楕円形の黒い模様が確認できました。
例年ですとこの楕円形の中央付近がだんだんと窪んでそこに水が浮いてくると開眼!ということになります。

こちらは真横(沼の西側)から見たドラゴンアイです。
こちら側からですと亀裂がほぼ隠れてしまい例年通りきれいなドラゴンアイになるように見えますが…
今年は過去に例をみないような亀裂が入ってしまいました。
この先どんな変化を見せてくれるのか?
前例が無いので興味津々です。

いつもの北側から見たドラゴンアイです。亀裂のところで説明した黒い筋状の窪みは写真左側でも確認できます。
今年は写真左側(森側)の雪面が例年以上に浮き上がってしまい水面がドーナツ状にならない代わりに、黒い筋状の窪みが多数できてドーナツ状になるような感じです。
今日は風もあなりなかったので水面に雲が映り込んでいますね。

水面のアップ写真です。水面下の雪の層が水の表面に近いところまで浮いて来ています。そうなると鏡沼のコバルトブルー色の水が雪の白をバックにきれいな色を見せてくれるようになってきます。
今年のドラゴンアイ、この後どんな変化を見せてくれるか?
引き続き観察を続けて行きますね。

めがね沼の龍の涙もさらに水面が広がったように感じます。おそらく水面の面積はほぼ最大級まで広がったと思います。
また、鏡沼、めがね沼周囲の融雪も進んでいるため、規制ロープが今までよりも手前に移動されました。
今までは鏡沼の延長線上で水面が確認できましたが、規制ロープが手前になったため、龍の涙を見るためにはもうひと頑張り、雪の斜面を登ってめがね沼の上から覗き込むように見る必要があります。

  2025年5月26
今年10回目の更新です。
アスピーテラインが24時間通行可能になったので、今回は少し遅めに出発し、現地に15時過ぎに到着しました。その際の気温はなんと5℃!
風も強くこの時期としてはかなり寒かったです。

いつものように県境登山口から歩き始めますが、御覧の通り、霧が掛かって先の見通しがあまりよくありません。道の曲がり角など、先の見えない箇所では意図的に音や声を出して自分の存在をアピール!
熊に遭遇しないための予防策です。

鏡沼分岐の先は相変わらずご覧の通り。まだ雪がしっかり残っています。またこの日は気温が低かったのもあり雪がかなり固く、とても滑りやすくなっていました。

歩き始めて15分ほどで鏡沼の畔へ
ドラゴンアイの様子ですが…
前回よりも中央にある雪の丘、森側の雪面とも盛り上がっているように感じました。

亀裂のアップ写真です。
前回よりも亀裂の幅が広がり、亀裂の中の水位も下がった(雪面が浮き上がった)ように見えました。

こちらは沼の西側から見たドラゴンアイです。この角度が一番沼の水面を近くで観察することができる箇所です。
写真では分かりづらいですが、水面の下の雪も水面直下まで浮き上がって来ていました。

水面の下の雪の様子です。
水面下の雪の層も水面直下まで浮き上がって来ていますし、丸い穴が複数個見えます。雪の下の水の層まで貫通していると思われます。

沼の北側からの定点的な画像です。
昨年は5月16日に開眼しましたが、今年はまだ水面もドーナツ状にもなれていません。
写真左側の雪の面も浮力で持ち上げられ水面が広がれなくなっていると思います。
今週後半、気温が高くなりそうな予報になっていますので、変化があるかも知れません。

最後にお隣、めがね沼の様子です。龍の涙の方は水面下の雪の融雪が進みだんだんと終盤になって来ているようです。
きれいなエメラルドグリーンの水が見られるのもあと少しになりそうです。

  2025年5月23
今年9回目の観察日記更新です。出発点の県境登山口から鏡沼分岐までの雪はすっかり無くなっていました。しかし、油断は禁物!分岐から先は踏み固められて滑りやすくなった雪の上を歩きます。

一気にドラゴンアイへ
お気づきになったと思いますが、雪の丘の右側にしっかりとした亀裂が入ってしまいました。

亀裂のアップ写真です。あまり詳しくはわかりませんが、この写真を見る限りではこの亀裂、雪の層の下にある水の層までしっかりと割れているように見えました。
恐らく一昨日、昨日と山の上でもまとまった雨が降り、沼に流れ込む水の量が増加したことで雪を持ち上げる浮力が大きくなったものと思われます。
さらに朝晩はしっかり気温が下がって雪面が凍り付き、固くなったことで浮力を受け流すことが出来ず、結果として亀裂になってしまったのではと推測しています。

こちらは沼の西側から見たドラゴンアイです。
立っているところの雪面が融けて低くなったのか?
カメラを構える位置が低かったのか?
前回に比べて高さが無い写真になってしまいました。
また、水面の面積、幅も縮小したように感じました。
全体として雪面が浮き上がってきているのかも知れません。

上の写真では分かりづらいですが一番奥、向こう岸付近に手前に向かってやはり亀裂が出来ていました。この亀裂は2枚目、3枚目の写真の亀裂と繋がっています。

こちらの写真は先ほどの写真よりもさらに北側から見たドラゴンアイです。
写真左下から右斜め上に向かってここでも亀裂が入っていました。

上の写真の亀裂のアップです。
この亀裂も幅こそ2枚目、3枚目の写真の亀裂よりは狭い亀裂ですが、深さは水の層まで達しているように見えます。
そして西側から見た写真の際に説明した向こう岸に見えた亀裂に繋がっているようです。

本日確認できた亀裂ですが、各写真では見にくいようなので赤線を入れてみました。今日現在では大きく4つのエリアに分けられそうな亀裂の入り方だと感じました。
このような複雑な亀裂の入りようは過去には無い現象でこの亀裂がこの後どのようになっていくのか?
雪面がバラバラになってしますのか?
引き続き注視して行きたいと思います。

※アスピーテラインの夜間通行止めは5月23日の17:00以降、解除になりました。本日以降であれば基本的に24時間アスピーテラインは通行可能となります。

  2025年5月19
今年8回目の観察日記更新です。出発点の県境登山口から入ってすぐにあった雪はすっかり無くなっています。この周辺だけ見るとスニーカーや運動靴でも大丈夫そうに見えます。

その先も写真のようにすっかり夏道が出ています。お天気も良く風が爽やかでした。この2枚の写真は前回の写真とほぼ同じところで撮影したので融雪の具合がわかると思います。見比べてみてください。

鏡沼分岐の様子です。前回もご案内しましたが、この分岐を左に進むとドラゴンアイ、階段を登っていくと見返り峠を経由して八幡沼・八幡平山頂方面です。

鏡沼分岐まではほぼ雪が無くなっていましたが、分岐の先は御覧の通り…。
まだしっかりと雪が残っています。しかも日毎に雪が踏み固められて固くなりとても滑りやすくなっています。
くどいようですが、足元は長靴や登山靴、スノーブーツ等、滑りにくい靴をご準備ください。
今日もご年配の方がスニーカーで滑って転倒されていました。

本日のドラゴンアイの様子です。
水面の面積、水の幅などには大きな変化は見られませんでした。ただ今日の水面は写真ではわかりにくいですが、表面が凍っていました。
参考までに山頂到着時(10時半ごろ)の気温は8℃でした。

しかし、よ~く見ると中央の雪の丘の右側(木のある森側)が前回よりも雪面が下がっているように見えました。

こちらは沼の西側から見たドラゴンアイです。あまり変化は無いように見えるとお話しましたが、前回と比べてみると、中央の雪の丘の面積が小さくなったように見えます。ということは水量が増えて水位が上昇したのかも知れません。

こちらもいつものアングル。沼の北側から見たドラゴンアイです。このアングルから見ると前回の同じようなアングルと大きな差は感じられません。
しかし、2枚前の写真でも記載しましたが、森側の雪面がやや下がったようにも見えます。もし森側の雪面が下がったのであればここ数日で下がった雪面の上にも水が流れ込み、中央の雪の丘の周囲を水の輪が囲うようになると思います。
そうなるとだいぶ龍の目の雰囲気になり、見ごろとなってくると思います。

こちらはお隣のめがね沼、龍の涙です。前回よりも水量が増えたように見え水面の面積が大きくなったように感じます。日が入っていたのできれいな翡翠色の水面が印象的でした。

渋滞対策でしょうか?山頂下の無料駐車場の道路側にフェンスが設置されていました。車の出入り口が写真の一番奥、中央付近、写真の手前の後ろと3か所になっていますのでご注意ください。

   2025年5月16日
今年7回目の観察日記更新です。ドラゴンアイを見に行かれるお客様が増えて来ましたので、道中も詳しくご紹介いたします。出発点の県境登山口から入ってすぐの様子です。だいぶ夏道も見えて来ましたが、まだ雪の上を歩く箇所もあります。

さらに進むと50mほどでしょうか?雪が融けて夏道の上を歩きますが、その先からは再び雪の上を歩きます。雪がザクザクして歩きにくいので歩幅を小さくするのがコツです。

雪の上をしばらく歩くと鏡沼分岐です。先日までは階段はほぼ雪に埋もれていましたが、ここ数日の好天で分岐はすっかり夏道になっています。
ドラゴンアイに行くには赤い矢印の方向(左折)へ進みます。

分岐を左に折れるとすぐにまた雪の上を歩くことになります。分岐から先は皆さんが歩いた跡が踏み固められて雪が固く締まり、とても滑りやすくなっています。
何度かご案内していますが、この時期は長靴や登山靴など靴底がゴツゴツした滑りにくい靴をご準備ください。
スニーカーや運動靴は靴底がほぼ平なのでとても滑ります。

さて、ドラゴンアイが近づいてくると斜度がややきつくなります。最後の頑張り所です。この斜度、登りは良いのですが、帰りはこの斜度の下り坂になります。繰り返しになりますが、とても滑りやすくなっていますので特に帰り(下り)は十分気を付けてください。

斜面を頑張って一登りすると目の前にドラゴンアイが出現!
一昨日に比べると水面の面積が広がっているのが確認できました。
ここ数日の好天で融雪が進み雪の重さが軽くなったようです。それと沼の周囲から融雪に伴う雪解け水の流れ込みも増えていると推測されます。

こちらは沼の西側から見たドラゴンアイです。前回ご紹介した「長いまつ毛」は今日も健在。(奥の森側の雪の壁に付いている黒い縦のすじがまつ毛に見えるとコメントいただきました)

こちらは沼の北側から見たドラゴンアイです。一昨日に比べて水面の面積が広がり水の幅も太くなっています。この週末は雨予報なので週明けには中央の雪の丘をぐるっと水面が囲むかも知れません。

ちなみに昨年は5月16日、一昨年は5月25日ごろにほぼぐるっと水面が円周状になっています。

昨年よりは遅く一昨年と同じような進行状況と言えそうです。

水面の部分をアップにしてみました。雪が融けて下の水面と貫通しているのか?それとも周囲の汚れが沈殿して黒く見えているのか?
今日の写真からは判別できませんでした。この週末の雨で水の透明度がもう少し良くなるのか?そのあたりにも注目です。

そしてお隣のめがね沼、「龍の涙」の様子です。水の量が増えた?または水面下の雪が浮き上がった?ようできれいな薄い緑色(翡翠色)の水を湛えていました。

   2025年5月14日
今年6回目、昨日に続いて2日連続での観察日記更新です。実は昨日は某公共放送の取材、今日はIBCラジオの取材でした。
早速ドラゴンアイの様子ですが、昨日に比べて写真の右側(森側)の雪面が昨日よりも浮上?
水面がやや左に移動したように見えました。

こちらは沼の西側からの写真です。中央部の雪の丘の山頂部が前々回よりも低く広くなっています。
また、SNSに投稿した画像に写真奥の雪の壁に付いた黒い縦のすじが「長いまつ毛」のように見えるとコメントいただきました。
確かに長いまつ毛のように見えますね。

こちらもいつもの定点画像。沼の北側から見たドラゴンアイです。
この角度から見ると昨日のドラゴンアイと大きな変化は無いように見えます。
このまま写真の左側(森側)にも水が回り込み、中央の雪の丘をぐるっと囲うように水面ができればきれいなドラゴンアイが見られると思います。
今のところ、大きな亀裂なども見られないので今年はきれいなドラゴンアイになる可能性が高いと感じています。

そしてドラゴンアイのお隣、めがね沼の「龍の涙」の様子です。こちらも昨日と大きな変化は無いように見えました。改めてすぐお隣なのに水の色が違うのは本当に不思議です。

そして昨日は…空を見上げると太陽の周りに日環(ハロ)が見られました。
そしてその下には虹色に輝く環水平アークが見られました。
特に環水平アークは吉兆とも言われているので、今年のドラゴンアイは過去1番きれいにならないか?なんて思ったりしてみました。

最後にIBCラジオの取材の様子です。近くでも見ていて思ったのですが、ラジオの取材なので当然「画像」や「映像」はリスナーさんには届きません。目の前にある景色を「言葉」だけで表現してリスナーさんにイメージしていただく必要がある訳です。写真の神山アナウンサーの言葉の表現力に思わず感激してしまいました。
今回の取材の様子は5/17 13:00~の「神山浩樹ののびのびサタデー」でオンエア予定です。

   2025年5月13日
今年5回目のドラゴンアイ観察日記です。昨日はとても良いお天気でした。山の上でも初夏を思わせるような陽気で融雪した水の音があちこちで聞こえていました。

肝心のドラゴンアイの様子ですが、前回よりも水面の面積が大きく拡大していました。また、中央部の雪の丘も前回に比べると高さが無くなりやや平坦になったように感じます。そして山頂部が平たく大きくなったようです。

いつもの定点観察。北側から見たドラゴンアイです。前回に比べて写真の左側(森側)の雪の高さがだいぶ低くなったように感じます。
水のある水面側と左側に大きな高さの差があるとひび割れなどが起きると考えていますが、今のところそのような兆候も見られないので、このまま水面が中央部の雪の丘をぐるっと囲えばきれいなドラゴンアイになる可能性が高いと感じています。

こちらはドラゴンアイ(鏡沼)のお隣、めがね沼の様子です。近年、水面の形から「龍の涙」と呼ばれるようになって来ています。こちらも雪の上に水が溜まり涙のような形が確認できるようになっています。
ドラゴンアイのすぐ隣にあるのですが、鏡沼の水に比べるとやや緑いろの水が印象的です。

ドラゴンアイからの帰り道。県境の登山口からドラゴンアイ(鏡沼)まではほぼ登りで標高差約50mほどあります。
逆にドラゴンアイから県境登山口に戻る際には50mほど標高が下がります。
そのため、写真のようにず~っと下り坂が続くことになります。
例年スリップして転んでけがをされる方、お尻が濡れてしまう方が多数…。
ぜひ長靴や登山靴など、滑りにくい靴でドラゴンアイを見に来てください。

   2025年5月9日
今年4回目のドラゴンアイ観察日記となります。
前回の更新以降もアスピーテラインの通行止めが複数回あったりで更新の間隔が開いてしまいました。

山頂有料駐車場の端にある、さわやかトイレを雪から掘り出す作業? が行われていました。
屋根のてっぺんまでは5mほどある建物がすっかり雪に埋もれている状態から、重機を使用して除雪をしているようです。


そして、こちらが岩手県・秋田県の県境にある県境登山口です。
すっかり雪が無くなっている!と思いきや…











10mほど歩くと…まだ2mほどの雪の斜面が出現!
この先はほぼ雪の上を歩きますので、長靴などの丈の高い靴を準備してください。










雪の斜面を登ると、まだ雪のたっぷり残る雪原を「ドラゴンアイ」を目指して歩いて行きます。

道中には写真にあるような竹の棒にピンク色のテープの付いた目印が設置されています。基本、この目印に沿って進みます。


前回と違って雪がだいぶ締まってスノーシューやかんじきが無くても雪に潜ることもなく長靴などで十分歩けると思います。

 

雪の上を目印に従って約200m程度進むと「鏡沼分岐」に到着。

ここだけは雪が融雪していてコンクリの地面が出ていました。
この分岐をまっすぐ、さらに高い方へ進むと見返り峠を経由して八幡沼や八幡平の山頂方面になります。
「ドラゴンアイ(鏡沼)」はこの分岐を左へ進みます。
間違えないようにしましょう。

 

 

 

 

分岐の先も写真のように雪の上をドラゴンアイ目指して進みます。
鏡沼分岐からは約300m、標高差で約25m登ります。
雪の斜面なので歩きにくいですが、足の歩幅は小さく、ゆっくり、しっかり歩くのがポイントです。
息の上がらないペースで進みましょう。

県境登山口からだいたい15分から20分ぐらいでドラゴンアイ(鏡沼)の縁に到着です!


昨日のドラゴンアイの様子、写真の通りです。今年の4月24日に掲載した写真と似ていませんか?

今年のGW期間中は結構寒い日が多く、雪も降りました。
その影響でしょうか? 4月24日からこの約2週間はあまり大きな変化はなかったように感じました。

 

 

しかし、ドラゴンアイを西側から見てみると、わかりにくいのですが、水たまりの先に黒いすじで楕円形に見える雪の丘が確認できました。


この楕円形の中心部分がだんだん凹んで水がたまりドラゴンの開眼になる瞳の部分になるのでは?と思っています。

この時期に瞳っぽいものが確認できたのは記憶がありません。




絵心が無いので申し訳ないのですが、理解しやすいように青線を入れてみました。



山頂付近が平らな山のような円錐形の丘っぽく見えませんでしょうか?
そして山頂の平らな部分が「瞳」の部分になるのでは?と思ったしだいです。

そしてこちらも定位置、北側から見たドラゴンアイの写真です。
この写真でも丸い黒いすじが確認いただけるのではと思います。

この後、この写真の左側の雪が融けて水面が中央部の雪の丘を囲うように円周形に水溜りが出来ればきれいなドラゴンアイができると思います。

この先は水溜りがどのように広がっていくのかがポイントになりそうな今年のドラゴンアイです。

   2025年5月1日

今年3回目のドラゴンアイ観察日記となります。
今回も当社のTガイドの報告となります。

昨日、5/1は久しぶりに良いお天気で3日ぶりにアスピーテラインも朝から開通となりました、

4/29~30と八幡平山頂は積雪と凍結のため道路が通行止めとなったのですが、ドラゴンアイまでの道中の樹木には馬の縦髪のように雪が張り付いていました。

この間、山頂付近では10~20センチほどの積雪があったようでドラゴンアイ(鏡沼)周辺もすっかり真っ白になっていました。

前回まで見られた水たまりもその大きさは雪で覆われてすっかり小さくなっています。










沼の西側から見ると積雪により水たまりが無ければここに沼があるとはわからないかもしれません。
地形の輪郭からここが窪地であるとわずかに認識できる程度になっています。





今年は例年に比べて積雪が多いとは何度かお伝えしていますが、今回のこの雪で振り出しに戻ったような状態でしょうか?




過去の写真と見比べてみると2021年5月13日の写真と現在の状況が似ていると思いました。この年は沼の北東側に亀裂が入ってしまった年でした。
この後、どんな変化でどんな姿になるのか?
不安と期待半々で引き続き更新して行きたいと思います。




   2025年4月24日

今年2回目のドラゴンアイ観察日記となります。
今回は当社のTガイドの報告となります。
まず、前回ご紹介した水の滲みがさらに大きくなり、既に雪の上に水が溜まっている状態になっていました。
また昨年に比べて沼の西側(水溜まりがある側)の雪のせり出しが大きくこの冬は西からの季節風が強かったのでは?と推測されます。


この辺りの積雪深の違いがどんな影響を及ぼすか気になるところです。

ちなみに、今年と同じような水溜まりは過去にもあったか振返ってみたところ…


2022年4月25日の写真と似ているように感じました。

2022年はその後、GWに雪が積もりその後また雪が融けて再び水溜まりが出来ましたが、今年はGW期間中も気温は高めの予報。
このあとどんな風に変化していくか興味深く見て行きたいと思っています。

4枚目の写真はドラゴンアイ(鏡沼)のお隣、めがね沼の様子です。
めがね沼もすでに水溜まりが出来ていました。
まだ雪の上に水が溜まっているので水色ですが、通常は、エメラルドグリーンのような色の水が溜まっています。

こちらの水の色の変化も注目です。


全般的なドラゴンアイの進行状況ですが、周りの雪の量は例年より多いものの、ドラゴンアイとしての進行は例年と同じようなペースで進行しているように感じます。

   2025年4月19日

本日、今年1回目のドラゴンアイの様子を見に行って来ました。山頂付近の雪の壁の高さは例年より1mほど高い7.3mだったとのことで道中のアスピーテラインの雪の壁は確かにここ数年では1mほど高い壁になっていると感じました。
いつも通り山頂下の無料駐車場に車を止めてドラゴンアイを目指します。
登山道入り口から入ってすぐに写真の通り、一面の雪の世界が待っています。
雪面は意外と締まっていて長靴でも歩けそうに感じました。(私はスノーシュー装着)

ドラゴンアイまでの道順にはピンクテープが立っていてそれを目印に進みます。

5分ほど歩くと左手に向かう足跡とまっすぐ山の上に進む足跡に分かれます。
看板はまだ雪の中に埋まっていますが、鏡沼分岐です。
この分岐は左手の方に進みます。
夏道の登山道はまだ雪の下。ピンクテープに沿って雪の上を歩きます。
ところどころ膝ぐらいまで雪に潜った足跡もあります。
なるべく足跡に沿って進むのが安心ですね。

歩き始めて約15分。眼前にドラゴンアイが現れます???
例年通りですが、この時期はまだ沼の輪郭が凹み、ここが鏡沼とわかる程度です。しかし、今年は既に沼の西側(写真左側)に水の滲みが確認できます。

過去の写真と見比べてみたところ、2022年4月18日と同じような感じです。

正直、今年は雪が多かったのでまだ輪郭もそれほどはっきりしていないのでは?と思っていましたが、しっかりと雪面が凹んでいてちょっとびっくりしました。

こちらは定番のアングル!
沼の北側から沼越しに岩手山が見える写真です。

今年も3~4日に一度程度の間隔で観察日記を更新して行こうと思っております。
どんなドラゴンアイが見られるか、今からワクワクですね。
今年もドラゴンアイ観察日記をお楽しみに

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

『1パウンドステーキ付き』宿泊プラン

アクティブに動いた後にぴったりな食欲満足な宿泊プランをご用意しました。

石窯焼き特選黒毛和牛1パウンドステーキ(450g)

選びぬかれた黒毛和牛サーロインの1パウンドステーキ。
きめの細かい霜降り肉を贅沢に厚切りにしながらも、石窯で
焼くことにより余分な脂が落ち、パリッとした表面の食感と
ジューシーかつ上質な肉と脂の旨味をお楽しみいただけます。

柔らかくステーキに適した高級部位をぜひとも堪能ください。

極上の霜降り肉を贅沢に厚くカット。
ホテル自慢の石窯で表面を素早く焼き上げて旨味を閉じ込め
遠赤外線の効果で中までじっくりと時間をかけて加熱すること
でジューシーなステーキに仕上げます。

焼き上げたステーキは熱した南部鉄器の器に盛付。
冷めにくい南部鉄器を使用することで石窯からテーブルへ
直接ステーキをご提供いたします。
(2名~4名様でお召し上がりいただけます)

ステーキをより美味しく召し上がっていただけるよう、
5種類の薬味もご用意。

●写真左から
1.
八幡平市特産品の山ぶどう原液とフランス産「フルールドセル」を使った、ほのかに香る自家製「山ぶどう塩」

2.柚子の産地大分日田産「柚子胡椒」

3.ホテルで長く愛されている「自家製オリジナルオニオンソース」

4.北海道特産の山わさびを醤油と合わせたシェフ一押しの
「山わさび醤油」

5.レモン

 

八幡平市の特産山ぶどうを使った特製塩


1パウンドステーキを美味しく味わっていただくために5種類の薬味をご用意していますが、八幡平市の特産「山ぶどう」を使用した特製の塩がホテル自家製の「山ぶどう塩」です。

ベースとなる塩にはフランス産の「フルールドセル(塩の花)」を使用。
ミネラルを豊富に含みステーキとの相性も抜群です。

このフルールドセルに八幡平市特産の山ぶどう原液を少しずつ加えて静かに優しく混ぜ合わせます。

混ぜ終わった塩をトレーに薄く広げて、石窯の熱でゆっくり時間をかけて水分を飛ばし、出来上がったものが、ホテル特製「山ぶどう塩」です。

石窯焼き特選黒毛和牛 『1パウンドステーキ付き』宿泊プラン

八幡平 夏の見どころ

八幡平周辺も春から夏へと季節が移ってきました。
山々の残雪も少なくなり、岩手山や八幡平では高山植物の可憐な姿を見ることができます。山では遅咲きのミネザクラやレンゲツツジ、イソツツジ、チングルマ。シラネアオイなどまさに花の季節到来です。
また、八幡平アスピーテラインや樹海ラインが24時間通行可能になり、標高1,600mの天空から眺めるサンライズやサンセット、
満天の星空など感動的な天体景観もお楽しみいただけます。

自然のワンダーランド「八幡平」を存分にお楽しみください。

自然景観を楽しむ

特別天然記念物 岩手山焼走り溶岩流(ホテルから車で約10分)

焼走り溶岩流
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岩手山の焼走り溶岩流は1732年(享保17年)に岩手山の中腹から流れ出た溶岩が長さ約2.8Km、最大幅約1.0Km、厚さが5m~10mもの範囲で流れ出た溶岩の広がる荒涼としたエリアです。その広さは約150haにもなる国の「特別天然記念物」に指定されている場所です。溶岩流の西側には散策用の無料駐車場があり、そこから溶岩流の北端に向けて約1Kmの観察路が整備されています。噴火から290年ほどが経過していますが、未だに溶岩がゴツゴツとした姿を見せ、植物も疎らな景観が広がります。
観察路の北端側には展望台や宮沢賢治の詩碑もあり岩手山の凄まじい火山としての一景観を眺めることができます。

八幡平山頂ハイキング(ホテルからバス・車で約40分)

日本百名山であり花の百名山でもある八幡平はその名の通り、山頂部は高低差の少ない平坦な地形。登山口から頂上まではゆっくり歩いて60分ほどで登頂できるハイキング気分で歩ける山です。ルート上はしっかり整備されてとても歩きやすく、大小多数の湖沼や高層湿原など変化に富んだ景観を楽しめます。ドラゴンアイの見ごろを迎えるとワタスゲ、ヒナザクラ、ショウジョウバカマ、イワカガミなどたくさんの高山植物のシーズン。運動靴に小さなザックなど気軽に散策を楽します。

八幡平トレッキング(各登山口までホテルから約30分から45分)

初夏を迎える八幡平はトレッキングシーズンの幕開け。残雪の残る登山道を歩いたり、咲き始めた高山植物を愛でたり、本格的に縦走登山を楽しんだり、様々なスタイルを楽しむことができます。例えば上述のように60分~90分程度のハイキングのようなルートから、茶臼岳~黒谷地湿原~源太森~八幡平山頂のような5時間を超えるような縦走ルート、1日じっくり掛けて歩く裏岩手縦走路など、時間や体力、技術レベルに応じてたくさんのルートを楽しめる八幡平です。

サンセット&スターウォッチング

例年6月に入ると八幡平アスピーテラインと樹海ラインが24時間通行可能になり、夕方から夜間も八幡平の山頂へ行きやすくなります。標高約1,600mを誇る八幡平は東西に視界が広がるため、西側に沈む夕日(サンセット)がとても美しい風景を見せてくれます。運が良ければ遥か、日本海を望むことができ、日本海に沈む夕日を時間を忘れて眺められます。また、日が沈んだ後は空いっぱいに広がる満天の星空が主役になります。八幡平で感動の星空を眺めてみてください。

安比高原「奥のまきば」(ホテルから車で約45分)

安比高原の北麓に広がる高原状の高層湿原が安比高原奥のまきばです。今から30年ほど前まで牛や馬の放牧地として利用されていました。現在はエリア内に散らばる多数の池塘を囲むように散策路が借り払われており、これからの季節はズミの真っ白い花が咲き誇ります。その景観は自然の庭園のように美しいものです。他にもミツガシワ、ミズギク、コバギボウシなどたくさんの湿性高山植物を楽しむこともできます。

安比高原「中のまきば」(ホテルから車で約40分)

安比高原「中のまきば」は上述の「奥のまきば」の手前に広がる天然野芝の草原です。「中のまきば」も「奥のまきば」と同様に今から30年ほど前まで牛や馬の放牧地として利用されていました。近年、昔のようなきれいな放牧地を再現しようと地元の有志の方々が馬の放牧を再開し、現在では6月のレンゲツツジ、7月のヤナギランの群生地としてたくさんのお客様が訪れるようになっています。特に視界いっぱいに広がる6月のレンゲツツジの群落は見事の一言。駐車場やおトイレ、休憩スペースのある散策の拠点、安比高原ぶなの駅には管理人も常駐しいろいろなアドバイスもしていただけます。

雨天時でも楽しめる施設

松尾八幡平ビジターセンター(ホテルから車・バスで約15分)

松尾八幡平ビジターセンターは十和田八幡平国立公園の岩手側の利用拠点として、八幡平地域周辺の情報発信・案内等を行っています。施設内は展示ホール、映像ホール、レクチャールームの3つに分かれており、展示ホールでは八幡平地域周辺の動植物、美しい景観や火山等の解説・紹介を行っており、映像ホールでは、150インチのハイビジョン画像により八幡平地域周辺の四季折々の美しさを体験できます。

◎開館時間:9:00~17:00
◎休館日:年末年始

松尾鉱山資料館(ホテルから車・バスで約15分)

松尾鉱山資料館は、旧松尾村地域の考古、民俗等各分野の資料を保存・展示する「松尾歴史民俗資料館」として昭和56年に建設されましたが、平成26年4月からは、かつて「雲上の楽園」といわれ東洋一の硫黄産出量を誇り昭和44年に閉山した松尾鉱山資料の保存・展示に特化した施設となりました。
当時の貴重な映像などを見ることができます。

◎開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
◎休館日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合、翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
◎入場料:無料

県民の森 ふれあい森林学習館フォレストアイ(ホテルから徒歩で約15分)

県民の森 森林ふれあい学習館フォレストアイは県民の森にある木造の学習館。館内では森林を映像で学べるコーナーや、パソコンを使ったゲーム等で森林や環境について知ることができるコーナーや、木でできた3階建ての子どもたちの“秘密基地”や、小さい子どもが木の玩具で遊ぶスペースもあります。また、簡単な工作が「1作品」200円から体験でき、なかでも、枝や木の実等を使って好きなものを作る「まつぼっくり工作」が人気です。

◎開館時間:9:00~16:00
◎休館日:火曜日(祝祭日の場合は翌日) 年末年始

県民の森 木材工芸センター(ホテルから徒歩で約10分)

県民の森木材工芸センターは様々な木工を行うことができます。定期的に木工教室を開催し本格的なイスやテーブル、プランターなどの作成から随時体験できるティッシュBOXや小物入れなどを作れる工作体験などを楽しむことができます。プロのスタッフさんのアドバイスで素敵な作品を作ってみてはいかがでしょう。

◎開館時間:9:00~12:00  13:00~16:00
◎木工体験時間:9:30~12:00  13:00~15:30

◎休館日:火曜日(祝祭日の場合は翌日) 年末年始

イーハトーブ火山局(ホテルから車で約20分)

イーハトーブ火山局は岩手山の火山情報がリアルタイムで映し出されるモニターのほか、解説パネルやジオラマで岩手山の噴火の歴史や世界の火山の様子、岩手山の自然環境や地熱資源の活用などについて学習できる施設です。

◎開館時間:9:30~15:30
◎休館日:月曜日/年末年始

2024-2025 スキー場パンフレット・Ski resort brochure・滑雪勝地宣傳冊

■先シーズンの八幡平リゾートパノラマスキー場、下倉スキー場のスキー場パンフレットです。
 ●日本語版 ●英語版 ●繁体字版をご用意しています。

■Last season’s Ski resort brochures for Hachimantai Resort Panorama Ski Resort and Shimokura Ski Resort.
 ●Japanese version ●English version ●Traditional Chinese version available.

■上個賽季這是八幡平度假村全景滑雪場和下倉滑雪場的滑雪場宣傳冊。
 可用的版本: ●日文版 ●英文版 ●繁體中文版。

日本語版パンフレット

English version

繁體中文版

レストランの外来利用につきまして

八幡平マウンテンホテルレストラン「白樺」の外来利用につきまして

ご夕食

北東北の肥沃な大地と日本海、三陸の海が育んだ食材を使用した和食・洋食のメニューの数々をご用意。夕食ブッフェでは特製石窯で焼き上げたローストビーフ、盛岡冷麵、郷土料理ひっつみ汁や揚げたて天婦羅など日替わりでご用意いたします。
厳選した食材の味をお楽しみください。

■営業時間
18:00~20:00閉店(最終入店19:00)

★会場内の混雑緩和のため、チェックイン時にご入場時間をご予約いただきます。

下記の時間のご利用をお願いしております。

  • 18:00~ ②18:20~ ③18:40~ ④19:00~

■料金(通常期)

 大人 ¥5,830 こども(小学生)¥4,081 幼児(4才~未就学児)¥2,915

 ※表示料金には、消費税が含まれております。
 ※料金は予告なく変更となる場合がございます。

★年末年始、GW、お盆等、特定期間は料金が変更になります。予めご了承ください。
★宿泊者以外のお客様もご利用いただけます。

■ご利用方法
 予約制;お電話にてご予約を承ります。
 (TEL:0195-78-4111)
 ※宿泊状況によりご予約を頂戴できない場合がございます。

【ご案内】
※仕入れの状況により、食材・メニューに変更がある場合がございます。
※ホテルの宿泊状況により食事内容・営業時間を変更させていただく場合がございます。
※レストランにおいての食物アレルギー対応につきましては、お料理メニューにアレルゲン表示をいたしております。メニューを調理する際、同一の厨房環境内で共通の調理器具等を使用し調理しているため微量のアレルゲン物質が混入する可能性があり、アレルゲン物質を完全除去しているものではありません。予めご留意ください。

ご朝食

ご朝食は、和食、洋食をブッフェ形式にて提供いたしております。
地場産野菜、県産ヨーグルトなど新鮮食材を使用し日替わりメニューをご用意。
朝食で体の目覚めと快適な一日のスタートをお手伝いいたします。また、八幡平マウンテンホテルオリジナルコーヒーは、淹れたての薫り高いコーヒーです。お寛ぎながらご賞味ください。

■営業時間
7:00~9:00(最終入店8:30)

■料金(通常期)

大人 ¥2,200 こども(小学生)¥1,540 幼児(4才~未就学児)¥1,100

※表示料金には、消費税が含まれております。
※料金は予告なく変更となる場合がございます。

★年末年始、GW、お盆等、特定期間は料金が変更になります。予めご了承ください。
★宿泊者以外のお客様もご利用いただけます。

■ご利用方法
 予約制;お電話にてご予約を承ります。
 (TEL:0195-78-4111)
※宿泊状況によりご予約を頂戴できない場合がございます。

【ご案内】
※仕入れの状況により、食材・メニューに変更がある場合がございます。
※ホテルの宿泊状況により食事内容・営業時間を変更させていただく場合がございます。
※レストランにおいての食物アレルギー対応につきましては、お料理メニューにアレルゲン表示をいたしております。
    お客様自身でのご判断でお食事をお取りください。また、メニューを調理する際、同一の厨房環境内で共通の調理器具等を
 使用し調理しているため微量のアレルゲンが混入する可能性があり、表示はアレルゲンを完全除去しているものでは
    ありません。予めご留意ください。

岩手山・八幡平 春のみどころ

本格的な春を迎え雪深い八幡平にも行楽シーズンが到来!八幡平山頂まで続くアスピーテラインや樹海ラインでは道路の両側に高さ6m~9mもの雪の回廊が出現します。山麓では少しずつ草木の新芽が綻びはじめ、春の山野草や桜が見頃を迎えます。
そんな岩手山・八幡平周辺の見どころをご紹介いたします。

■雪の回廊
雪深い八幡平の山頂を通り秋田県まで横断している山岳観光道路「アスピーテライン」と秘湯で有名な松川温泉から八幡平山頂までを結ぶ「樹海ライン」。
この2つの道路では5月の中旬ごろまで道路の両側に雪の回廊が出現します。
高さ6m~最大9mにもおよぶ雪の壁が延々と続く様は春の八幡平ならではの光景です。

八幡平市内の桜の見どころ

八幡平市内では県民の森、さくら公園、明治100年公園などに桜の並木があり、時期になると沢山の花見客で賑わいます。その他、フォトジェニックな佇まいの一本桜も複数あり、満開の時期には沢山のカメラマンが渾身の1枚を撮影しようと訪れています。

奇跡の絶景「ドラゴンアイ」

八幡平の山頂付近にあるいくつかの湖沼の中で唯一「鏡」沼の雪解けの様子が龍の瞳のように見えるということで八幡平「ドラゴンアイ」と呼ばれるようになりました。例年見ごろは5月下旬からの約2週間ですが、ゴールデンウィークのころから少しずつ雪解けの変化が見られ、年により進行の仕方が異なることからリピートする方もたくさんいらっしゃいます。

持続可能なリゾートをめざし、地熱電力を採用しています

2025年3月記事

2025年2月記事

2025年1月記事

松尾八幡平地熱発電所

八幡平リゾートに電力を供給してくださる松尾八幡平地熱発電所様は2019年1月29日から発電を開始した新しい地熱発電所です。地熱発電は季節や昼夜に関わらず安定的に発電することができ、松尾八幡平地熱発電所では一般家庭約15,000世帯分の電力を発電する能力があります。

安比地熱発電所

もう1つの電力供給を担ってくださる安比地熱発電所様は2024年3月1日から発電を開始した東北エリアで一番新しい地熱発電所です。安比地熱発電所では一発電出力14,900KWで一般家庭約25,800世帯分の電力を発電する能力があります。

国立公園八幡平エリアは日本でも有数の火山地帯で東北に10ヵ所ある地熱発電所のうち6ヵ所の地熱発電所がある日本でも有数の地熱地帯です。
八幡平市には1966年に日本初の商用発電を開始した松川地熱発電所があり、発電で生じた温泉水は約6Km離れた当ホテルなど近隣の宿泊施設などへ送られ、ご宿泊のお客様の疲れを癒す天然温泉としてご好評いただいております。
また、八幡平市では地熱で生じた蒸気は温泉以外にも地熱蒸気を使用した地熱蒸気染色や熱水を使用したマッシュルーム栽培やバジル栽培など発電以外にも工芸品や農産物の生産など多岐にわたり利用されている地熱利用先進地域でもあります。

地熱熱水(温泉水)の天然温泉「八幡平の湯」
世界でここだけ!八幡平地熱蒸気染色「GEO COLOR」

Aiming to be a sustainable resort, we use geothermal power.

March 2025 Article

February 2025 Article

January 2025 Article

Matsuo Hachimantai Geothermal Power Plant

The Matsuo Hachimantai Geothermal Power Plant, which supplies electricity to Hachimantai Resort, is a new geothermal power plant that began generating electricity on January 29, 2019. Geothermal power can generate electricity stably regardless of the season or time of day, and the Matsuo Hachimantai Geothermal Power Plant has the capacity to generate enough electricity to power approximately 15,000 average households.

Appi Geothermal Power Plant

The other power supplier, Appi Geothermal Power Plant, is the newest geothermal power plant in the Tohoku area, having started generating electricity on March 1, 2024. Appi Geothermal Power Plant has a single generating output of 14,900 kW, and is capable of generating enough electricity for approximately 25,800 average households.

2025 旅行会社 春・夏の旅行商品(旅行ツアー)ご案内

春・夏のツアー

春の八幡平・東北を満喫する各種ツアーをご紹介いたします。

【首都圏発】
■クラブツーリズム
<ひとり旅>『2泊とも弊社Aランクホテルに宿泊 津軽鉄道「お花見列車」 ※みちのく三大桜名所めぐり 3日間』(コースNo.F4054-900)
『2泊とも弊社Aランクの温泉ホテルに宿泊 弘前公園・角館・白石川堤一目千本桜など東北6県を代表する桜名所を一度にめぐる みちのく三大桜 東北桜街道 3日間』(コースNo.27546-900)
『ハイキング初級 2泊とも温泉ホテルに宿泊 自然ガイドとめぐる世界遺産・白神山地と八幡平・奥入瀬渓流  3日間』(コースNo.27177-900)
<登山中級A(縦走)>『弊社Aランクホテルに宿泊 岩手県のガイドがおすすめする雄大な岩手山を望む縦走路 裏岩手縦走トレイル 2日間』(コースNo.25160-900)

■JTB
みちのく桜街道 大縦断3日間(コースNo.M0102-0)

【中部発】
■クラブツーリズム
『1泊2日で気軽に!一度は行きたい!弘前城・角館・北上展勝地 みちのく三大桜 2日間』(コースNo.73911-900)
『冬から春へ…季節の移り変わりを追いかけよう!「雪の回廊」八幡平アスピーテラインと花咲き誇る弘前公園 3日間』(コースNo.73945-900)
『2泊とも弊社指定Aランクの温泉宿に宿泊 「青森ねぶた祭」・「秋田竿燈まつり」 3日間』(コースNo.74036-900)
『弊社指定Aランクの温泉宿に連泊!大曲全国花火競技大会と八幡平温泉郷 3日間』(コースNo.74152-900)

■JTB
八幡平マウンテンホテルに泊まる みちのく三大桜と桜のトンネル津軽鉄道乗車 2日間(コースNo.K2102-0)

【関西発】
■JTB
春爛漫 花咲く東北ゆとり旅4日間(コースNo.K1109-0)

■阪急交通社
【伊丹空港発着/8月4日出発八幡平プラン】はじめての東北三大夏祭り 3日間(コースNo.20180HH)

【北海道発】
■JTB
専用テラス付デラックスA個室利用!新日本海フェリー&北海道新幹線で行く みちのく三大桜3日間(コースNo.M3107-0)

【四国発】
■阪急交通社
【高松空港発着】当社基準Aランクホテルにらくらく2連泊 大曲の花火~春の章~3日間(コースNo.2453KG)
【徳島阿波おどり空港発着】当社基準Aランクホテルにらくらく2連泊 大曲の花火~春の章~3日間(コースNo.2453TK)
≪高松空港発着≫年に1日だけ!青森ねぶた海上運行と迫力の五所川原立佞武多祭り 3日間(コースNo.2421KG)
≪徳島阿波おどり空港発着≫年に1日だけ!青森ねぶた海上運行と迫力の五所川原立佞武多祭り 3日間(コースNo.2421TK)

2025 八幡平自然散策バス春号 運行開始!

【春号・運行期間】

2025年4月25日(金)~2025年6月6日(金) 

【散策無料ガイド】※5/10~

■コース:八幡平ドラゴンアイ・頂上一周
  八幡平山頂レストハウス~鏡沼(ドラゴンアイ)~八幡平頂上~ガマ沼~八幡沼~見返り峠~山頂レストハウス
  (約1時間半のコースです)

 ※気象条件等によりルート変更になる場合がございます。

【乗車券】

■八幡平エリアフリー券・・・おとな1,600円 こども800円

※八幡平マウンテンホテルフロントにて乗車券をお買い求めいただけます。

PICK UP!

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