【ドラゴンアイ観察日記 2023】6/20情報更新!(最終更新)

ここ数年ますますSNSやテレビで話題になっている、八幡平の雪解け時期の絶景
「八幡平ドラゴンアイ」
八幡平にある「鏡沼」の雪解けの様子がまるで龍の瞳のように見える、季節限定の絶景です。

自然が起こす神秘の絶景「ドラゴンアイ」は、毎年決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化の様子を自然ガイドステーションよりご報告いたします。

2023年4月15日より観察開始しました!

奇跡の絶景!八幡平ドラゴンアイまでお車で約40分!
八幡平山頂までの「八幡平自然散策バス」がドラゴンアイシーズン中の毎日、ホテル前より出発。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2023年6月19

 

6月19日 13時頃のドラゴンアイの様子です。前回よりもだいぶ融雪が進み、瞳の部分は崩壊し黒い水面になっていました。白眼の部分も散策路と反対側はだいぶ雪解けが進んでいました。

 

 

 

真横から見た感じはこんな感じです。まだなんとなくドラゴンアイと見えなくもないかな…という感じでは雪が残っていました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
定位置から俯瞰したドラゴンアイです。まだ写真右側には雪がたっぷり残っており、雪の白と水の青のコントラストがきれいに見えます。

今後はさらに雪解けが進み、雪の無いいつもの鏡沼に静かに戻っていくものと思います。

昨日も数は少ないですが、ドラゴンアイを見に観光客の方がいらしていました。ドラゴンアイはほぼ終了となりますが、これから八幡平はたくさんの高山植物咲く花の山になります。

また標高が約1600mあり真夏でも涼しく爽やかな気候です。
花の八幡平もぜひ足を運んでいただければと思います。

 
今年の観察日記は今回の更新で終了とさせていただきます。
たくさん御覧いただきありがとうございました。
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼) 龍の瞳

   2023年6月15

 
 

6月15日11時30分頃のドラゴンアイの様子です。
麓では雨が降っていましたが、山頂付近はまだ雨は降っておらず、意外と視界も良好でした。

さて、今日のドラゴンアイですが、前回から更に融雪が進み瞳の部分は大きく水面が顔を覗かせて黒っぽく見えていました。

 

 

 

白眼の部分にあたる水面は前回からあまり変化は無いように見えます。
霧が無い分、水の青さが際立ち、水面下の雪と相まってきれいに見えますね。



 

そしていつもの定位置、鏡沼を北側から俯瞰した写真はこちら。
ドラゴンアイの瞳ですが、ここから見るとかろうじて丸い形を保っているのがわかりました。
散策路側はまだ雪が多く残っていて大きな変化は見られません。

恐らく今日の午後からの雨で奥側の雪の薄い部分が融けてしまい、瞳の形は崩れてしまうと思います。

となると、今日のこの写真が今シーズン、ドラゴンの瞳のラスト写真ということになってしまうかも知れません。

ただし、散策路側の水面にはまだ厚く雪が残っていますので水の青と雪の白とのコントラストはもう少し楽しめると思います。

 

 

こちらが瞳の部分の拡大写真です。中央部は雪が融けてすっかり沼の水面が顔を出しています。そして奥側の雪は薄くすぐに融雪して消えてしまうと思います。


今週末ぐらいまでは楽しめるのでは?と予想していましたが、ドラゴンアイらしく見えるのは今日がラストになってしまうと思います。

 

 

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼) 龍の瞳

   2023年6月12

 
 

6月12日13時頃のドラゴンアイの様子です。
今日は生憎霧雨の降るドラゴンアイでした。このお天気のせいかこの時間でも駐車場は4割ほどの駐車台数でした。




さて、ドラゴンアイの様子ですが、しばらく来れなかったうちに中央の瞳の部分に水が溜まり、所謂「開眼」の状態となっていました。






また、白眼の部分にあたる水面ですが、水面下の雪が浮きがあり、水面の面積、水量とも前回から大きく減少していました。




最初にも触れた瞳の部分ですが、今年は中央の凹みが顕著にならず、大きく薄く凹んでいるため、黒い瞳…という感じにはならず白眼の部分をかたどっている外側の水面の帯と同じように中央部の凹みにも何となく水の帯が出来ているように見えました。


ここ数日で中央部の雪面の融雪が進み、2020年6月15日や6月18日の写真のような形になるのではと思っています。


また、沼の東側、散策路と反対側は雪がだいぶ融けて水面が広がって来ています。進行途中で何度かお伝えした気になる亀裂たちですが、結局大きな影響を与えることなく表面の溝のみで推移しています。

鏡沼までの道中、雪の上を歩くのは10mほどの距離となっています。鏡沼まででしたら運動靴などでも大丈夫だと思いますが、その先、八幡平の山頂方面まで散策される方は登山靴や長靴などの方がまだ安心して散策できると思います。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂

   2023年6月5

 
 

6月5日12時頃のドラゴンアイの様子です。

昨日はNHK盛岡放送局様の取材を兼ねての観察となりました。

まず、目を引くのは中央の雪の丘、瞳にあたる部分の中央部がはっきりを窪みなんとなく水が滲んで来ているのが確認できました。
ここに水が溜まると所謂「開眼」となります。



2枚目は定位置からのドラゴンアイ。昨年、一昨年のように中央の丘の部分が持ち上がったり、損壊することなく今のところほぼ円形を保っています。
きれいなドラゴンアイの時は水面がぐるっと中央の雪の丘を取り囲むのですが、今年は沼の奥側の雪面が大きく浮上しておりまだ取り囲まれていません。
ただ、水中の雪も水面直下まで浮き上がっていており、きれいなドラゴンブルーの水色を見せており、日光があるとひときわきれいな発色になります。



 

そして気になる亀裂ですが、やや散策路側に伸びたようですが、写真を見るとまだ十分な雪の厚さもあり大きく損壊するようなことは無さそうに思います。

 

恐らく今週末から来週週中ぐらいが今シーズン最もドラゴンアイらしく見える見ごろのピークになりそうです。

ドラゴンアイまでの道中まだ2割ほど雪の上を歩きます。雪が踏み固められて滑りやすくなっていますので長靴や滑りにくい靴での散策をおすすめします。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂

   2023年6月1

 
 

5月31日朝10時頃のドラゴンアイの様子です。自然ガイドステーションTガイドに写真提供いただきました。

昨日のドラゴンアイですが、前日から大きな変化は無いようです。
瞳の部分も凹みの深さも変化がないようです。








横から見た感じも特に大きな変化は見られないです。

ただ、よく見ると水面がちょっと変な感じに写っています。

 

 

 

 

 

 

 

昨日の朝はかなり冷え込んだようで…よく見ると水面が凍って薄っすらと氷の膜が出来ていました。

 

 

 

 

 

 



気になる亀裂(気になるエリア?)ですが、前回よりもさらに雪面が浮き上がったようで水面がやや後退したように見えます。



この亀裂がどのようになるかで今年のドラゴンアイの様子が決まりそうな予感です。このままきれいな丸いドラゴンアイになるのか???
注視して行きたいと思います。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
気になる亀裂

   2023年5月30

 
 

本日、5月30日朝9時頃のドラゴンアイの様子です。全般的に大きな変化は無いように見えましたが…。
写真中央右手に見える縦に伸びる亀裂ですが、前回よりも幅、深さとも拡大し溝に水面がはっきりと確認できました。









また、前回龍の瞳になる部分が凹んで来たように見えますとお伝えしましたが、その報告よりも二回りほど大きな直径の円(なんとなく汚れで丸い線ぽく見える)で凹みが出来ているように見えました。

さらに手前の水面の中に丸い穴がしっかりと確認できました。この穴を通して水が雪の上に流れ出していると推測しています。

 

 

 

 

沼の北側からの写真ですが、雪が解けて足場が低くなり周囲の木が入り込むようになったので今日は自撮り棒の先にカメラをつけて撮影してみました。変化がわかりますでしょうか?

 

 

 

 

 

 

気になる亀裂(気になるエリア?)ですが、前回よりも雪面が浮き上がったようで水面からの水の流入が途絶えていました。さらに縦の亀裂の溝の中の水もほぼ無くなっていました。












別の角度からの写真ですが、気になる亀裂の手前に新たな亀裂が入っていました。溝が黒っぽく見えるので雪の下の水面まで亀裂の溝が達していると思います。
この亀裂が左右にさらに広がるようであればもしかすると昨年のように雪面が大きく浮き上がって段差が生じるかも知れません。
今後どのような変化が起こるのか?
注視して行きたいと思います。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂

   2023年5月28

 

昨日、5月27日のドラゴンアイの様子です。お天気の良い週末でそろそろ見ごろを迎えてきたドラゴンアイとのことで午前中は駐車場待ちの渋滞が発生したようです。昨日は14時半ごろ様子を見に行って来ましたが、無料駐車場にかろうじて止めるスペースを見つけました。
さて、肝心のドラゴンアイですが、1枚目の写真。沼の南側から見た様子です。
瞳の部分に相当する中央部の雪面ですが、赤い線で囲った内側がやや凹んできたように見えました。
例年、この凹みに水が溜まるとドラゴンの開眼となります。
少しずつですがドラゴンアイの完成形に近づいてきているようですね。

そして沼の西側から見ると瞳の部分をぐるっと水面が取り囲んでいるように見えます。実際にはまだ東側は雪面が残っています。

 

 

 

 

 

 

そして北側見た沼の様子。昨日は見物のお客様も多くベストポジションからの撮影ができずトドマツが映り込んでいます。
東側にほぼ一直線に入った亀裂ですが、亀裂の隙間に水が入り込んでいるのか?やや幅が広がって青っぽく見えました。
この亀裂がこの後の進捗にどんな影響があるか未知数です。
大きな影響がなくきれいなドラゴンアイになってくれることを祈りたいと思います。






さて、前回ご紹介した赤い線で囲ったエリアの拡大写真ですが、前回よりも雪面が凹んで周囲の水が奥の方まで入り込んでいるのが確認できました。
気になる亀裂の隙間にも水が入り込んでいて、その先の亀裂にも水が入り込んでいるのが確認できます。
写真左側では雪面と沼の縁との間には隙間があり岸と雪面は離れているように見えます。
恐らく昨年のように雪面が大きく浮き上がり雪面に段差ができるようなことは無いと思われます。

そうだとすれば今年は3年ぶりにきれいな竜の眼の形ができそうです。



まだ散策路には雪がありドラゴンアイまでの道中の約半分は雪の上を歩きます。またその先、八幡平山頂、さらにガマ沼、八幡沼方面も雪の上を歩きます。
散策の際には長靴や防水性のある靴での散策をおすすめします。












ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
無料駐車場の様子

   2023年5月25

とても良いお天気に恵まれた八幡平。
今日もドラゴンアイの様子を見に行って来ました。

本日のドラゴンアイの様子です。前回よりも水面の面積がやや大きくなったように感じます。
円周も全体の3/4程度だったものが今日見た感じですと4/5程度まで伸びたように見えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
西側(散策路側)から東側を見ると人の白眼の部分に相当する水面がぐるっと円く取り囲んでいるように見えますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
沼の北側から南側を撮影した写真です。今回の観察で一番前回と変化があった場所がここでした。
赤い線で囲ったエリアの雪面がやや陥没し周りに比べて低くなっているように見えました。


















 
 
赤い線エリアのアップ写真です。
写真中央には気になる亀裂が縦に見えます。写真左側から気になる亀裂に向かって横に亀裂が入っているのも確認できます。
この縦の亀裂と横の亀裂に囲まれたエリアの雪面が周囲に比べて凹み水が少しですが流れ込んでいるのも確認でいました。


 
 
 
 
 
 
現在のドラゴンアイの進捗状況ですが、昨年の5月26日ごろ、一昨年の5月24日ごろの写真と同じように見えます。当初、例年よりも10日ほど進捗が早いとご報告していましたが現在は例年と同じぐらいの進捗と言えます。

昨年は6月1日に大きな段差が発生しきれいなドラゴンアイにはなりませんでした。ここから1週間程度大きな変化が起こる可能性が高いタイミングになります。
静かに変化し、水面が円周を形作れるかがポイントになると思います。



今日の午後1時半ごろの無料の駐車場の様子。平日にも関わらず7割ほど車で埋まっていました。

また融雪が進んでいますがドラゴンアイまでの道中のまだ半分は雪の上を歩きますので長靴やハイカットに靴での散策をお勧めします。



ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
気になる亀裂

   2023年5月19

今回のドラゴンアイは自然ガイドステーションのTガイドから提供いただいた5月19日のドラゴンアイの様子をお届けします。



現在の状況は写真の通り。前回5月16日と比較して大きな変化は無いように見えます。昨日の雨で水面がグルっと円周状に取り囲むのでは?と思っていましたが、山の上ではそれほどの雨量は無かったようです。




昨日もお天気は曇天。時より小雨もパラパラ降ったようですが、お天気のわりにきれいなブルーの水面が印象的でした。

当初カメの甲羅のような溝ができていた中央のドーム状の雪も溝は深くならず、例年通り少しずつですが、竜の瞳の形が出来つつありように見えます。

 

 

 

 

 

ほぼ真横から写真を撮影すると白眼の部分にあたる水面がぐるっときれいに円周状になっているような写真を撮ることができます。

 

 

 

 

 

 

そして気になる亀裂ですが、こちらも前回からは大きく変化は無いように見えました。気温、雨量、風、日射量、沼の水量などいくつもの要因が複雑に影響しあって絶妙なバランスを維持しているからでしょうか?










こちらの写真は本日(5/20)のパノラマ写真です・霧や曇り空で生憎のお天気でしたが、見ごろを迎えつつあるとのニュースもあったためか、たくさんのお客様がドラゴンアイを見に来ていました。
山頂下の無料駐車場はほぼ満車だったようです。明日以降は週末を中心に山頂駐車場付近は渋滞が発生する可能性が大きいです。時間に余裕をもってご覧になりにいらしてください。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
気になる亀裂

   2023年5月16

 

今年はなかなかタイムリーに更新できず、今回も日にちが空いてしまいました。
一昨日、昨日とお天気があまりよく無く雨も降ったのので大きな変化があるかも…と今日の14時ごろ様子を見に行ってきました。

現在の状況は写真の通り。人間の白眼に相当する水面が円周の3/4ほどまで中心のドーム状の周りを囲んで来ていました。


こちらは沼の西側から東側を見た写真です。
この角度から見るとぐるっと円周状に水面が取り囲んでいるように見えますね。

現在の進捗状況ですが、昨年の5月18日または5月21日とほぼ同じような感じに見えます。当初は1週間から10日程度進行が早いとお伝えしていましたが、先週の吹雪の影響もあり?
昨年とほぼ同じような状況になって来ました。


さて上の写真にもしっかり写っていますが…
瞳の部分にあたる中央のドーム状の丘の東側にできたほぼ一直線の亀裂ですが、前回よりも亀裂より一層深い亀裂になっていました。

この一番大きな亀裂以外の数本あった溝は深くならずに済んだようで今日はほぼ確認することができませんでした。




4枚目と5枚目の写真は一番大きな亀裂を南側(4枚目)と北側(5枚目)から撮影したものです。4枚目の写真ではよくわかりませんが、5枚目の写真では亀裂の溝に水が入り込んでいて雪の下の水面まで貫通しているようでした。

ここ数日気温が高い予報が出ているので間もなくぐるっと円周状に水が取り囲むと思います。
そうすると竜の目のように見えるようになります。
また気温が上がり水が取り囲むことにより亀裂にかかる力が変化する可能性が高いのでこの亀裂がさらに広がる可能性も高いです。

亀裂が黒目の部分に掛かっているのでこのままだと今年はきれいな瞳にならないかも知れません。

ドラゴンアイまでの道中ですが約半分ほどは夏道が出てきましたが残りはまだ雪の上を歩きます。
長靴やハイカットの靴の方が快適に散策できると思います。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
IBC岩手放送甲斐谷アナと基世ガイド

   2023年5月10

 

今回もちょっと日にちが空いてしまいました。本日午後2時ごろ、ドラゴンアイの様子を見に行って来ました。
寒気の影響で時雨れるかも…とのことでしたが歩き始めは曇り空。冷たい風がやや強めに吹いていました。

日曜夜から月曜日の午後にかけてまとまった積雪となり15~20cmほど積もったようです。

そのせいか、水面の面積は前回に比べてやや減少したように見えました。
表面は気温のせいで凍り付いています。


沼の南側から北側を見た写真です。新しく積もった雪で中央のドームの裾が埋まり、円周上に水が取り囲むまで少し時間が掛かりそうです。

現在の進捗状況ですが、前回と同じく、昨年の5月11日または5月15日とほぼ同じような感じに見えますのでここに来て低温のせいか進行は足踏み状態となり昨年とほぼ同じような状況になって来ました。

今日もドラゴンアイに到着し、しばらくすると横殴りの雪が降って来ました。

 

前回赤丸で囲った亀裂ですがそこそこ深い亀裂のようで亀裂の溝にしっかりと雪がはまり込んでいるようにみえます。また前回よりも複数の亀裂がはっきりと確認することが出来ました。

今後この亀裂がどうなるのか?またドラゴンアイにどんな影響があるのか? 引き続き注視して行きたいと思います。




4枚目のこちらの写真、今日は地元岩手のIBC岩手放送の甲斐谷アナと当ホテルの基世ガイドでIBCラジオの事前収録でした。

5月13日(土)13時~八幡平ドラゴンアイの特集番組の放送があります。
今日の事前収録した内容が放送予定です。
ぜひお聞きください!

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
複数の亀裂

   2023年5月4

 

今回もちょっと日にちが空いてしまいました。本日午後3時半ごろ、ドラゴンアイの様子を見に行って来ました。
GWでお天気も良かったので無料駐車場はこの時間でも8割ほど車で埋まっていました。

さて肝心のドラゴンアイですが、前回4/29に比べて瞳の輪郭がはっきりし雪面の上に浮いている水の範囲もさらに広がってきていました。。

 

前回ご報告した中央部のドームはさらに盛り上がり瞳の形になってきているのが確認できました。

順調に行けば周囲に水が浮き、ぐるっと周りを囲むとドラゴンアイっぽくい見えるようになると思います。

現在の進捗状況ですが、昨年の5月11日または5月15日とほぼ同じような感じに見えますので今回もやはり10日ほど進行が早いように感じます。

 

 

さて、前回お知らせした「気になる亀裂」ですが…・

今回確認したところどうも無くなっているようにみえました。
しかし、写真ではわかりにくいですが、写真の右側に北に向かって一直線に亀裂が出来ていました。さらにドームの中央部に向かって4本の亀裂が確認できました。(下の写真の赤い線の中)




素人の想像ですが、例年に比べてドームと右端側の間の雪が薄く、ドームが浮上する際に亀裂が入ったのではと思います。
これまた過去には例のない現象となっていますので今年はどんなドラゴンが出現するか…今後の状況に注目ですね!

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
めがね沼

   2023年4月29

 

ちょっと日にちが空いてしまいましたが昨日、ドラゴンアイの様子を見に行って来ました。
GWの初日でお天気も良いとの予報でしたので駐車場が心配でしたが…
9時半ごろではまだ全然余裕がありました。

さて肝心のドラゴンアイですが、前回4/21に比べて瞳の輪郭がはっきりし雪面の上に浮いている水の範囲も広がってきています。

 

また。写真では分かりにくいですが、中央部が盛り上がりドーム状になってきています。

もう少しするとさらにドームの高さが増して周囲に水が浮き、ぐるっと周りを囲むとドラゴンアイっぽくい見えるようになると思います。

現在の進捗状況ですが、昨年の5月11日、一昨年の5月8日とほぼ同じような感じに見えますのでやはり10日ほど進行が早いように感じます。

 

 

さて、前回お知らせした「気になる亀裂」ですが…・

前回から大きく変化はなく、思ったよりも浅い亀裂のように見えます。
今後、中央部のドームがさらに浮き上がった際に大きな変化がなければ影響は少ないかもしれません。









最後の写真はドラゴンアイのすぐ北側にあるめがね沼の様子です。前回よりも水面の面積が広がって来ました。めがね沼の現在の様子は昨年の5月6日の写真と酷似していると感じます。GWは5月5日ごろまではお天気も良さそうです。

たくさんの方でにぎやかなドラゴンアイになりそうですね。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
気になる亀裂
めがね沼

   2023年4月21

 

ここ数日寒気の影響で通行止めが続いたアスピーテラインでしたが、昨日、今日とオープンしていましたので今シーズン2回目の観察へ行って来ました。

パッと見では大きな変化は感じられませんでした。寒さの影響で進行は足踏み状態だったのでしょう。

またここ数日の寒気で山頂付近では約10cmほど積雪があったようです。
4月15日に比べてドラゴンアイまでの道はザクザクと足首あたりまで雪に潜りちょっと歩きにくくなっています。

この週末はお天気も良さそうなので見ごろにはまだ早いですが、八幡平の雪上散策を楽しむのも「アリ」だと思います。
その際には長靴などをご用意いただくと快適に散策できると思います。

 

 

 

 

さて、あまり変化は無いとお伝えいたしましたが、実はちょっと気になることがありまして…

3枚目の写真。汚れの縦じまかと思ったのですが、ほかの縦線に比べてどうも影が濃いように見えました。

写真では分かりづらいと思いますが、赤丸の中の縦線は汚れの縦線ではなく、雪面に生じた亀裂のように見えました。
この亀裂がこの後、さらに深い亀裂になっていくのか?
それともこのままなのか?
ちょっと気になる亀裂です。
過去、この辺に亀裂は生じたことがないので場合によっては今までにない進捗を見せてくれるかもしれません。

今後も続報してまいりますのでご期待くださいね。

最後の写真はドラゴンアイのすぐ北側にあるめがね沼の様子です。こちらもすでにだいぶ水が浮いてきている状態となっていました。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
山頂付近 雪の壁

   2023年4月15

 

今年も4月15日にアスピーテラインが予定通り開通し、早速ドラゴンアイの様子を見に行ってきました。
今年も生憎の曇天。今にも雨が降り出しそうなお天気でした。

肝心のドラゴンアイですが、桜前線が過去最速で北上しているのと同様、すでに湖面には水が滲んでいました。
昨年の4月21日と同じぐらいの様子です。

だいたい昨年よりも1週間ほど早い進行でしょうか?

昨年、一昨年ときれいなドラゴンアイになっていまので今年はなんとかきれいなドラゴンアイになってもらいたいと思っております。

今後も定期的に観察日記を更新し、できるだけ最新情報をお届けして行きたいと思っています。乞うご期待ください。










最後の写真は雪の回廊の様子です。昨年に比べて約2mほど積雪が少ないとのことでした。
右側に見える三角形のものは公衆トイレの屋根の部分です。
例年は完全に雪に埋没しているのですが、すでに屋根が見えているのは過去に記憶がありません。

八幡平マウンテンホテルの安心・安全対策につきまして

八幡平マウンテンホテル 安心安全対策

 平素は八幡平マウンテンホテルをご利用いただきまして誠にありがとうございます。2023年5月8日(月)より、新型コロナウィルス感染症に関する政府方針の変更に基づき、八幡平マウンテンホテルの安心・安全の取り組みについて以下の通りとさせていただきます。

安心安全に関する取り組み事項

●マスクの着用につきまして
館内外を問わず、マスクの着用につきましては、お客様ご自身のご判断とさせていただきます。
●手指のアルコール消毒につきまして
館内各所にアルコール消毒液を設置しております。必要に応じてご利用ください。
●体調不良時のご利用につきまして
発熱や倦怠感、風邪の症状等、体調の優れない方は当施設のご利用はお控えくださいますようお願い申し上げます。

●当施設従業員のマスク着用他につきまして
従業員においては、ご年配のお客様や基礎疾患をお持ちのお客様なども当施設を安心してご利用いただけるよう、引き続きマスクや手袋などを着用して接客させていただく場合がございます。予めご了承ください。

《八幡平自然散策バス》今シーズンの運行は終了しました。

八幡平自然散策バス 
今シーズンの運行は終了しました。

【運行期間】

2022年4月22日(金)~2022年10月16日(日)

【乗車券】

八幡平エリアフリー券…おとな1,350円 こども680円
八幡平マウンテンホテルフロントにて乗車券をお買い求めいただけます。

※今シーズン、日帰り入浴は新型コロナ感染症対策のため休止しております。

【ドラゴンアイ観察日記 2022】6/27 今シーズン最終更新

ここ数年ますますSNSやテレビで話題になっている、八幡平の雪解け時期の絶景
「八幡平ドラゴンアイ」
八幡平にある「鏡沼」の雪解けの様子がまるで龍の瞳のように見える、季節限定の絶景です。

自然が起こす神秘の絶景「ドラゴンアイ」は、毎年決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化の様子を自然ガイドステーションよりご報告いたします。

2022年4月15日より観察開始しました!

奇跡の絶景!八幡平ドラゴンアイまでお車で約30分!
八幡平山頂までの「八幡平自然散策バス」がドラゴンアイシーズン中の毎日、ホテル前より出発。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月27

 

6月27日17時半のドラゴンアイの様子です。この土日とお天気が悪く、今日もお昼前は雨と強風で尻込みをしていましたが、午後から天候が回復しちょっとガスっているかもしれないが、明日からまたお天気が良くなさそうなので様子を見に行って来ました。

前回、かろうじて瞳の輪郭を保っていた龍の目ですが、予想通り、この土日の雨で完全崩壊してしまいました。予想以上に融雪も進んだようで沼の表面の1/3ほど既に水面が出ている状態でした。

今シーズンのドラゴンは終了になったようです。また来シーズンまでのお楽しみですね。

 

今シーズンは当初は例年よりも暖かい日が多く、進行が早くなるかもと思っていましたが、5月前半は寒い日が続き、昨年よりも10日ほど進行が遅くなったと感じましたが、その後また暑い日が多くなり、開眼は昨年よりも5日ほど遅い開眼でしたが、完全崩壊は未確認ですが、昨年と同じタイミングだったのでは?と思います。

2年連続で段差が出来てしまいきれいな龍の目にはならなかったので来シーズンはきれいな瞳が見られることを祈りたいと思っています。

さて、4月18日から掲載してきた今シーズンのドラゴンアイ観察日記ですが、日記という形でのご案内は本日をもって終了とさせていただきます。

この後のドラゴンアイの様子は八幡平山頂のガイドの際などに撮影したものを八幡平リゾートのSNS等でご紹介いたします。

今シーズンもたくさんご覧いただき誠にありがとうございました。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月21

6月21日のドラゴンです。瞳の部分が貫通し完全開眼となりました。また前回よりも沼の東側の融雪が進み岸からは完全に遊離しています。2枚目の写真の赤丸部分にも穴が開きここからも水が滲んでくると思います。水中の雪は前回よりも浮き上ったようで水深が浅くなりきれいなブルーが目立たなくなっていました。

今後の天候にも寄りますが、少しずつ崩壊するフェーズに入ったと思います。今週末まで持つかな???

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月18日夕方

6月18日夕方のドラゴンアイです。
この時間は朝と違ってスッキリ晴れました。

朝はっきり見えなかった瞳の部分ですが、前回よりも全体として浮き上ったようで凹みが浅くなったように見えます。

また、沼の東側の雪は沼の岸辺からは離れているのも確認できました。
昨年と比べると1週間程度、進行が遅いのではと思っています。

今年はこの先、もうしばらくドラゴンアイを楽しむことができそうです。
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月18

6月18日朝8時のドラゴンアイです。
この時間はガスで視界があまり良くありませんでした。
全体としては前回と大きな変化は感じられませんでしたが、水の帯の中にある雪が前回よりも浮き上がったように見えます。
瞳の部分は良く見えませんでした。

8時前で駐車場は9割ほど埋まっていました。今日はこの後、駐車場入場待ちの渋滞が発生しそうです。天候も下山時にはガスが薄くなって来たので日中は晴れると思います。

散策路も極一部雪の上を歩きますが、ほぼ夏道で普通の靴でも問題ありません。

今年のドラゴンは昨年よりも長く楽しめそうです。
ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月13

6月13日のドラゴンアイです。昨日よりも瞳の部分に水が溜まり瞳っぽくなって来ました。
また段差の外側に予想通り水の帯が円周状に復活して来ました。

南側で周囲の雪と繋がっていた部分も段差ができ、瞳のある中央部の雪が周囲の雪とは分離し完全に浮いた状態になりました。

今後、西側~南側の水の帯がもう少し太くなれば綺麗な水の帯になります。

今後の変化に期待です!

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)

   2022年6月12

6月12日のドラゴンアイです。前回よりもさらに中央部の雪が浮き上がり段差の範囲がほぼ円周状にまで広がりました。また瞳の部分の凹みもさらに顕著になり水の溜まりも確認できました。所謂「開眼」と言って良いと思います。

この後はどうなるか?昨年と同じように進行していますが、昨年よりも中央部の浮き上がりがきれいに持ち上がっている状況。

まだ沼の南側で外側の雪と繋がっていますが、このままさらに段差が広がり完全に中央部が浮き上がると段差の外側に水の帯が円周状に復活しそうです。

そうなれば、恐らく初の状態。過去誰も見たことのないドラゴンアイが姿を現すかも知れません。

今までとはちょっと違うドラゴンアイの出現に期待が膨らみます!

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
段差のアップ

   2022年6月10日

6月10日 朝9時のドラゴンアイの様子です。前回よりも水の内側の雪全体が浮き上がったようで段差の範囲が拡大していました。そのため水の帯は南側に若干残るのみとなっています。この後さらに段差の範囲が広がるとその外側に新たに水の帯が出現して円周状になるかも知れません。

また、中央の瞳の部分も前回よりも顕著に凹みが出来ていて水の滲みも確認できました。昨年はこの状態から3日で開眼しています。ここ数年は6月7日~6月10日までに開眼していましたが、やはり今年の開眼は若干遅くなりそうです。

散策路の融雪もだいぶ進み、ドラゴンアイ(鏡沼)までなら運動靴でも問題ないと思います。

明日からの週末はお天気にもよりますが、シーズンで一番混雑が予想されます。駐車場も9時~14時ごろまでは混雑し駐車待ちの渋滞が発生する可能性が高いです。時間に余裕を持って散策をお楽しみください。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
段差のアップ

   2022年6月6日

6月6日のドラゴンアイです。今日は霧雨が降り気温も4℃しかありませんでした。
ここ数日気温の低い日が続いているのが原因か、水の中の雪が前回よりも浮き上り水深が浅くなってように感じた以外は前回できた段差も含めて大きな変化は感じられませんでした。
例年ですとそろそろ開眼を迎えるころなのですが、今年は瞳の窪みもまだ明確には確認できない状況です。
この分では開眼は例年よりも遅くなる可能性が高そうですね。

また、今晩から明日にかけてまとまった雨が降りそうで、その雨量によってはまた大きな変化があるかも知れません。


昨年ともまた違う様相を呈して来ていてこの後どんなドラゴンになるか? 

気になります

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
段差のアップ
水の帯の中の穴の様子

   2022年6月1日

6月1日のドラゴンアイです。今日も14時半ごろ様子を見に行って来ました。今日は気温が低く気温は9℃でした。

それでもたくさんの方がドラゴンアイを見に来ていらっしゃいました。さて、そのドラゴンですが…前回よりも沼の中央部、瞳にあたる部分の雪がさらに浮き上り沼の北側に大きな段差が発生!

水の帯も円周の1/2ほどに後退していました。

昨年は沼の西側(散策路のある方)にも大きな段差ができてしまいましたが、昨年と同じような段差がこのあとできるのか?
とても気になります。

 

水の帯の中の雪にはいくつか穴が開いているのが確認できました。この穴を通して沼の水が雪面上に供給されます。

勝手な想像ですが、例年よりも昨年と今年は沼の北東側に雪が大量に吹き溜まり沼の水を通す穴の形成ができないため、沼の西側から南東側の雪の浮力とのバランスが崩れ段差が発生したのではないか?と想像します。

段差の外側の黒っぽいところには水が浮いているのが確認できたので水の帯がきれいな円周を形作ることができずに開眼を迎える可能性が高そうです。

しかし、例年に比べて水の色がきれいな緑青色に見え、特に日が当たると水中にある雪の白と相まってさらにきれいな色となります。
見物のお客様も写真を撮られてしきりに「映える」と声を発していました。

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
新しい亀裂のアップ
鏡沼 南側からのアングル

   2022年5月29日

5月29日のドラゴンアイの様子です。今日は朝9時の時点で駐車場が満車となり、駐車場入場待ち渋滞が発生との情報でしたので15時40分ごろに山頂駐車場に着くように観察しに行きました。肝心のドラゴンですが、前回から大きな変化が見られました。
まず前回円周の3/4ほどになっていた水の帯ですが、円周の1/2ほどになっていました。沼の中にある雪が中央から東側にかけて全体的に浮き上がったために水の帯の面積が減ったと思います。

そして気になる亀裂にも大きな変化がありました。前回Y字状に小さな亀裂が入ったとお伝えしましたが、その亀裂ではない新しい亀裂がはっきりと確認できました。
(2枚目の写真:赤線が前年もあった三日月状の亀裂・青線が今回新たにできた亀裂)
さらに沼の北側の縁に沿って雪の斜面と水面の接続付近にも亀裂が入っていました。
このようにたくさんの亀裂がこの時期に入ったことは無いと思います。
沼の中の雪が大きく吹き上がろうとそて沼の周囲に残っている雪との間に大きな力が働いて亀裂が生じたのでは?と推測しています。

そのためか瞳のできる部分の凹みが無くなってしまったようにも見えました。
明日からはあまりお天気が良くない予報。過去にはない進行を見せる今年のドラゴンアイ。
この先どうなるのか? ちょっと予想できない展開になって来ました。

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
鏡沼 南側からのアングル
めがね沼

   2022年5月26日

5月26日のドラゴンアイの様子です。前回よりも水位が上がり全円周の3/4ほど水が溜まって来ました。水たまりの幅も前回よりも広くなったように感じました。気に亀裂ですが、前回と大きな変化は無いように見えましたが、拡大写真で見ると亀裂の左下端に「Y字状」の小さな亀裂が新たに確認できました。

写真ではわかりずらいのですが、瞳あたる中央の雪の丘も前回よりもさらに浮き上って来たように見えました。開眼する窪みに大きな変化は見られませんでした。
沼の縁にある雪の斜面、散策路のある側の雪の斜面は融雪が進んだせいか、凸凹が目立つようになって来ました。

昨年は6月4日の大雨が降り、6月5日に雪斜面が大きく崩壊してしまいました。5月27日にかなりの雨量が降る予報なので昨年のように大きく崩壊しなければと思います。

お隣のめがね沼も融雪が進み楕円形から円形に近づきつつあるように見えました。水中にある雪にエメラルドグリーンの水が映えてきれいな景観を見せてくれています。

ドラゴンアイの進行状況ですが、現在のところは昨年とほぼ同じように進行しているように感じますので開眼は6月上旬ごろになるのではと思っています。

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
開眼する瞳の輪郭
めがね沼

   2022年5月24日

5月24日のドラゴンアイの様子です。前回よりも水位が上がり全円周の2/3ほど水が溜まって来ました。水たまりの幅は昨年同時期と同じように見えます。気に亀裂ですが、前回よりも幅、深さが増していました。亀裂の両端には水が入り込んでいるのも確認できました。
昨年の写真と見比べると今年の亀裂はより中心まで深くえぐれて亀裂が入っています。昨年は結果的にこの亀裂による影響はほぼ無かったと思っていますが、今年はより中心に近いところを亀裂が走っているので何か影響があるかも知れません。
また例年開眼する中央の雪の中心付近では何となく開眼する瞳の輪郭もなんとなく形が見えて来ました。

今週は金曜、土曜にまとまった雨が降る予報となっていますので、この雨で大きな変化が出るかも知れません。

めがね沼も融雪が進み水面の面積が大きくなって来ました。
こちらも少しずつ水面の形が円形になっていくと思います。

※本日よりアスピーテラインと樹海ラインの夜間通行止めが解除となりました。夜間も含めて24時間通行することが可能となります。

ドラゴンアイ(鏡沼)
めがね沼
ガマ沼
八幡沼

   2022年5月21日

5月21日のドラゴンアイの様子です。前回とあまり変化がない様に見えましたが、よく見ると例年開眼する箇所が少し窪んでいるように見えます。
順調に行けば窪みが深くなって水が滲んでくれば開眼は近いでしょうか?

気になる亀裂も前回とほぼ同じで大きな変化は無い様に見えました。


隣にあるめがね沼も特に大きな変化はなく静かにエメラルドグリーンの水を湛えていました。

今日あたりからドラゴンアイ目当てのお客様が増えて来たようで無料駐車場、山頂の有料駐車場ともだいぶ車の台数が多くなって来ました。

来週のお天気にもよると思いますが、来週の週末は駐車場が満車になったり、岩手県側のアスピーテラインが渋滞したりする可能があると思います。
これからドラゴンアイを見物する際は時間に余裕を持ってお越しいただくのが良いと思います。

 

さて、今日もその後、八幡平の山頂方面を巡って…
ガマ沼の様子です。前回よりもさらに水面の雪氷が融けて水面の面積が広がったようです。水中に雪が残っている部分はきれいなブルーに色に見えて写真映えしていますね。

八幡沼も前回に比べてずいぶん雪氷の融雪が進み、一部水面が顔を出して来ていますね。
沼の周囲の湿原の雪も融けて地面が顔を出し、そこにはとっても地味はワタスゲの花も咲き始めていました。

明日は雨の予報が出ています。雨量にもよりますが、雨によって雪解けが加速し、大きな変化が見られるかも知れません。

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
めがね沼

   2022年5月18日

5月18日のドラゴンアイの様子です。今日は午前9時半頃撮影しに行きました。さて、ドラゴンですが、前回よりもさらに水が増えて水の幅が広くなったように感じます。気になる亀裂は前回と大きな変化は感じられませんでした。
お隣のめがね沼も前回と大きく変化は感じられず、エメラルドグリーンの水を湛えていました。

ただし、今日はお天気が良いからか、そこそこの人数の方がドラゴンアイを見物にいらしていました。大きな三脚を持ったカメラマンさんも数人見受けられました。この先の週間天気予報でもお天気の大きな崩れは無さそうですのでこの週末辺りからドラゴンアイ目当てのお客様の数が増えそうな予感です。

昨年の写真と見比べてみましたが、昨年の5月18日の写真と本日5月18日の写真がほぼ一緒のような写真になっていますので現在のところは昨年とほぼ同じ進行状況でしょうか?

ただ、この先お天気の良い日が続き、気温も高めなようなので昨年よりも進行スピードが速まるかも知れませんね。

この先は例年変化が大きくなるので、更新頻度を増やしていければと思っています。

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
めがね沼

   2022年5月15日

5月15日のドラゴンアイの様子です。今日は午後3時頃撮影しに行きましたが気温が4度しかありませんでした。そのせいかアオモリトドマツには霧氷が白く残っていましたし、雪もチラチラと舞っていました。さて、前回よりもさらに水が増えて来ました。中央の雪も浮き上がって来たように見えました。亀裂も前回より幅が広がり写真でもハッキリ確認できますね。
それと、一番の上の写真ですが、鏡沼とめがね沼の間に積もっている雪が今年は大きく裂けてクレバス状になっています。
このクレバスも過去には発生した
記憶が無いです。
何かかしらの影響があるのか???

ドラゴンアイまでの道中ですが、登山口から鏡沼分岐までは一部雪の上を歩きますが、ほぼ夏道が出ています。しかしそこから先はまだまだ積雪が豊富です。

今日もスニーカーで散策されてる方が居ましたが、登山靴や長靴の方が安全に安心して散策を楽しめると思います。

 

※ヒメイチゲの花も見つけました。八幡平にも花の季節が始まったようです。

 

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
めがね沼

   2022年5月11日
5
月11日のドラゴンアイの様子です。前回よりも沼の表面に水がたまり、滲みというよりは水たまりという状況になって来ました。
前回確認し亀裂(赤線)は特に大きな変化は見られませんでした。
観察を開始した当初は昨年より10日ほど早い進行…とお伝えしましたが、今日の様子を昨年の写真と比べると5月14日の写真と同じぐらいに見えました。
ここに来て昨年とほぼ同じような進行になったようです。

ちょっと気になるのが今週末の雨予報…昨年も同じような時期に大雨が降って亀裂が入ったので、今週末の雨の雨量によっては劇的な変化がみられるかも知れません。

隣のめがね沼もエメラルドグリーンの水がだいぶ溜まって来ていました。

 

 

ドラゴンアイ(鏡沼)
亀裂の様子
めがね沼

   2022年5月6日
5
月6日のドラゴンアイの様子です。昨日まで積もっていた真っ白な積雪は一気に融けてしまったようです。

雪の下に隠れていた水の滲みもだいぶ復活し水たまりが復活していました。
また、4月30日に確認された東側の亀裂(写真で赤いラインで表示)も確認することができました。

昨年初めて亀裂が入って、今までとは違って白目にあたる部分が大きく持ち上がったりして驚きましたが、今年も昨年同様な進行になるのか?
はたまた別の状況になるのか? 気になるドラゴンアイですね。

ドラゴンアイ(鏡沼)の畔に立ち入り規制のロープも設置されました。
大変危険ですのでロープの内側には入らないようにお願いいたします。

また、ドラゴンアイまでの道程ですが、雪がだいぶ踏み固められてスノーシュー等が無くても歩けるようになって来ました。
しかし、場所によっては膝ぐらいまで雪に沈む箇所もありますので、運動靴よりは長靴などの方が安心して散策を楽しめると思います。

また、お天気の良い日は日焼け対策、紫外線対策も居忘れなく!

少しずつ変化を見せてくるドラゴンアイ。どんな変化になるか要チェックですよ!

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
めがね沼

   2022年5月5日
5
月5日、本日のドラゴンアイの様子です。4月29日~5月4日まで積雪のために山頂へ上がる道路が通行止めになってしまい更新が空いてしまいました。
今日は八幡平山頂スノーシュートレッキングの案内ガイドのSガイド氏に写真を提供していただきました。

前回のご案内の後、昨年と同じくドラゴンアイの北東側に亀裂が入ったとの情報がありましたが、積雪のため亀裂は見えなくなっています。
また水の滲みの範囲も狭くなり昨年の5月13日の写真と同じ感じです。


エメラルドグリーンの水が溜まっていためがね沼も今回の積雪で水面の面積がだいぶ縮小してしまいました。

今日は立夏で夏の始まりですが、気温とは裏腹にドラゴンの目覚めは少し後退したようです。

ドラゴンアイ(鏡沼)
ドラゴンアイ(鏡沼)
めがね沼

   2022年4月25日
4月25日、本日のドラゴンアイの様子です。ドラゴンアイですが、前回確認できた沼の西側に水の滲みの範囲が広がって来ていました。緩やかに三日月の形になっているように見えます。
さらに、写真ではわかりにくいですが、中央付近の雪がやや持ち上がっており、瞳の外形もできあがりつつある感じです。

また、ドラゴンアイのお隣、メガネ沼もエメラルドグリーンの水たまりが前回よりも深くなったように見えます。

昨年の5月14日の写真と同じような状況を感じられ、昨年と比べるとやはり20日ほど進行が早いようです。


ドラゴンアイまでの道中はまだまだ雪が豊富に残っていますので行かれる際は長靴やスノーブーツにスノーシューやかんじきがあった方が楽に歩けると思います。



   2022年4月21日
4月21日、本日のドラゴンアイの様子です。ドラゴンアイですが、沼の西側に水の滲みが確認できました。昨年は5月8日に水の滲みを確認していますので随分早い水の滲みということになります。
また、ドラゴンアイのお隣、メガネ沼にもエメラルドグリーンの水がかなり溜まってきていました。

ドラゴンアイまでの道中はまだまだ雪が豊富に残っていますので行かれる際は長靴やスノーブーツにスノーシューやかんじきがあった方が楽に歩けると思います。

※本日は八幡平の山頂方面にも足を伸ばして来ました。
写真はアップしていませんが、ガマ沼、八幡沼も水が滲んで来ていました。
今年のドラゴンアイは随分早く進行しそうですね。

   2022年4月18日
4月18日、本日のドラゴンアイの様子です。15日と大きな変化は無いように見えます。ここ数日はお天気が良い日が続くようですので水面に水の滲み等の変化が見られるかも知れません。
ドラゴンアイまでの道中はまだまだ雪が豊富に残っていますので行かれる際は長靴やスノーブーツにスノーシューやかんじきがあった方が楽に歩けると思います。
※沼の上を歩いている方、スキーで歩いている方がいるようですが、大変危険なので沼の輪郭の内側には入らないようにお願いいたします。

   2022年4月15日
今年は4年ぶりに4月15日にアスピーテラインが開通し、いち早くドラゴンアイの様子を見に行ってきました。本日はあいにくの小雨模様でしたが、ドラゴンアイ(鏡沼)はガスもあまり掛かっていなく、例年より積雪が多く雪の壁も高いとのことでしたが、しっかり凹んでいて沼の輪郭を確認することができました。
今後も”ほぼ”定期的に更新していきますのでご期待ください!

いわてサイクルステーションに登録しました。

■いわてサイクルステーションとは?
岩手県では、サイクリストなどの自転車利用者へ提供するサービスの充実を図り、自転車を活用した観光振興等を促進するため、サイクルラックなどの自転車利用環境が整っている道の駅、観光施設、飲食店、コンビニエンスストア、宿泊施設等を『いわてサイクルステーション』として登録しています。

◎八幡平マウンテンホテルも…
岩手県内のサイクリング拠点として、(1)トイレ、(2)ベンチ等の休憩所、(3)サイクルラック、(4)自転車修理用工具、(5)空気入れポンプを無償で利用できる「いわてサイクルステーション」に登録認定されました。

◎いわてサイクルステーション登録施設

新型コロナウイルス感染症予防等の取り組みについて

当ホテルにおける新型コロナウィルス感染症予防対策について

八幡平マウンテンホテルでは新型コロナウィルス感染拡大予防の一環として下記の対策を行っております。

●八幡平マウンテンホテルでは岩手県のガイドラインに沿った感染症対策を実施いたしております。

施設内各所に消毒液を設置し、手指の消毒をお願いしております。

お客様及び従業員の安全安心のため、フロントに飛沫感染防止用パネルを設置し、従業員がマスク、手袋着用で接客させていただく場合がございます。

ホテルチェックインの際、ご宿泊者様全員の検温ほか体調異常の有無を確認させていただきます。

施設のドアノブ、レストラン座席、客室等、共有部分は定期的な拭取り消毒を実施しております。

レストランでは、お客様同士の間隔を一定以上保つため、座席の間引きや離れた席へご案内させていただいております。また、一部窓の開放による換気を実施いたします。

テーブルや座席はご使用ごとに消毒殺菌いたしております。

お料理やお飲み物をお持ちになる前には手指の消毒とテーブル以外の場所ではマスクの着用をお願いいたしております。​

ブッフェでは料理レーンに飛沫防止シートを設置しております。

温泉大浴場は三密予防のため、ご利用人数の目安を設けております。

●その他

・送迎バスの一部窓の開放による換気を実施致します(高速道路走行時、荒天時を除く)。
・ご滞在中、発熱や咳等感染症罹患が疑われる場合には医療機関での受診をお願いしております。

◎ご旅行に際してのお願い(観光庁より)


感染予防対策により、ご不便をお掛けする場合もございますが多くのお客様に安心してご利用頂くため、ご理解とご協力をお願いいたします。

八幡平リゾート 総支配人

【ドラゴンアイ観察日記 2021】6月28日更新(最終回です)

SNSやテレビで話題になった、雪解け時期の絶景「八幡平ドラゴンアイ」。
ドラゴンブルーアイと龍の涙が見られる、季節限定の絶景です。
自然が起こす神秘の絶景「ドラゴンアイ」は、いつでも決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化は自然ガイドステーションよりご報告いたします。

2021年4月21日から観察開始しました。

   2021年4月21日
4月15日にアスピーテラインが開通予定でしたが昨年以上に悪条件が重なり本日ようやく今シーズンのドラゴンアイ観察日記を始動することができました。写真は今日のドラゴンアイです。
と言ってもまだ積雪が多く沼の輪郭が辛うじてわかるぐらいです。
八幡平山頂付近の積雪が例年に比べてだいぶ少ないので今シーズンのドラゴンアイはどうなるか?
観察日記を要チェックです!

   2021年4月23
4月23日は八幡平樹海ラインの開通日でした。21日はものすごい暴風が吹いていましたが、23日は風もあまりなく暑いくらいでした。
写真は23日のドラゴンアイです。21日の様子とはまだあまり変化は見られません。ただ、ここ数日気温の高い日が続くようですので、どんな変化になるか期待したいところです。

   2021年4月24
4月23日、24日と最高気温が約20℃まで上がった市内。初夏のような陽気に先日積雪した真っ白い雪がだいぶ融雪し、その下のあまりきれいではない雪が見えて来ました。沼の輪郭がここ数日でだいぶわかるようになって来ました。
※写真でわかるように沼の上を歩いている方がいるようですが、大変危険なので沼の輪郭の内側には入らないようにお願いいたします。

   2021年4月28
4月28
日、今日のドラゴンアイの写真です。本当は八幡平山頂一周しようと思いましたが、雨が降り出したのでドラゴンアイ往復にしました。
あまり大きな変化はありませんが、沼の輪郭がハッキリとわかるようになってきました。また沼の中央部がやや盛り上がってきたように見えました。
明日からしばらくお天気の良くない予報になっていますが、タイミングみて更新したいと思っています。

4月28日 今日のおまけ

めがね沼、右目の様子です。

めがね沼、左目の様子です。湖水が滲んできていました。

   2021年5月1
5月1
日、5月最初のドラゴンアイの写真です。朝は青空が見えていた八幡平ですがお昼ちょっと前ではもう曇り空になっていました。写真は沼の輪郭が分かるようにちょっとだけ画像編集しています。前回に比べてきれいな白い雪が融けて湖面の様子がだいぶわかりやすくなっていると思います。また、沼の輪郭に合わせて立ち入り規制のロープが設置されました。ロープの中には入らないようにお願いいたします。

   2021年5月5
5月5
日、GW最終日のドラゴンアイの写真です。5月2日~4日までアスピーテライン、樹海ラインが積雪のため通行止めでしたので4日ぶりの更新となります。通行止めの間に積雪が10~15センチほどあったようで吹き溜まりでは30センチ以上積もっているところもありました。新しい雪が積もったのできれいになっています。湖面の変化は5月1日と比べても大きな変化は見られませんでした。ここ最近は足踏み状態のようです。

   2021年5月6
5月6
日のドラゴンアイの写真です。今日は風が強かったですが、お天気が良かったのでここ数日積もった雪はだいぶ融けたようです。今日の写真を見ると5月1日に掲載した写真と同じように見えます。GWの寒戻りで振り出しに戻りここ半月ほど、行ったり来たりを繰り返しているようです。

   2021年5月8
5月8
日のドラゴンアイの写真です。今日も八幡平は暴風!おまけに黄砂の影響?岩手山などの山々は黄色っぽく霞んで見えました。昨晩は八幡平でも雨だったようで5月6日に比べると雪面がややきれいになっているように感じました。肝心のドラゴンアイですが、湖面に水が滲んで来ていました!
今年の進捗は2019年の進捗状況に似ているように感じます。

   2021年5月13
5月13
日のドラゴンアイの写真です。5月10日、11日と八幡平山頂付近では約10~15cm程積雪がありました。前回、湖面に水が滲んで来ました!とご報告しましたが、今回の積雪で湖面はまた4月23日ごろのように白くなりましたが、水が滲んでいた箇所は今回もしっかり確認することができました。
今年は寒暖の差が大きく、ドラゴンアイの進行も行ったり来たりで見ごろの予想が大変難しいと感じています。

   2021年5月14
5月14
日 15時半頃のドラゴンアイの写真です。昨日、今日と八幡平山頂でも気温が高かったようで先日積もった雪はあっという間に融雪したようです。昨日の写真と比較すると一気に湖面の水の滲みが広がり、雪の上にだいぶ湖水が溜まっていますね。
以前もお伝えしましたが、今年は2019年と同じような進行状況だと感じられます。

2021年5月14日のドラゴンアイ 別アングルで

   2021年5月18
5月18
日 10時頃のドラゴンアイの写真です。一昨日の晩から昨日の明け方にかけてかなりの雨量があったようで、だいぶ湖面に水が溜まって来ていました。ちょっと気になるのが写真左手に見える弧を描く黒い線。
どうも亀裂が入ってしまったようです。この段階で亀裂が入ったことは今までには無かったのではないかと思っています。この後のドラゴンの進行にこの亀裂がどんな影響を及ぼすのか?
もしかすると今年は今までに無かったような変化を見せてくれるかもしれません。
今年は例年以上に注目です!

亀裂部分のアップ写真
水面のアップ写真

   2021年5月20
5月20
日 11時頃のドラゴンアイの写真です。一昨日の写真と大きく変化は無いように見えます。そして中心部の雪の盛り上がりのその中心部がやや凹み龍の瞳の形っぽく見えています。このまま順調にいけば、今年も開眼となりそうです。
一方で気になる亀裂ですが、一昨日に比べて亀裂の幅が広がり、深さも増したように見えます。 この亀裂も注視していきますね。

   2021年5月23
昨日、今日と生憎のお天気の八幡平です。今日もドラゴンアイの様子をお伝えします。霧が掛かり視界は良くありませんでしたが、20日に比べると沼の縁を彩る水がきれいな淡い青色になっていました。中央部の瞳の部分は大きな変化は無いように見えます。
全体の進捗は昨年と同じくらいか、やや遅いように感じます。昨年は6月7日~10日ごろが一番の見ごろでしたから今年も同じくらいかやや後ろにズレるかも知れませんね。
そして気になる亀裂は20日とあまり大きな変化は無いようですが、今までにない状況なので今後の変化が気になります。

亀裂のアップ
西端からのアングルで

   2021年5月24
今日のドラゴンアイの様子です。途中までは昨日同様霧の中でしたが、ドラゴンに着くころには霧が晴れてスッキリとしたドラゴンアイを見ることができました。全体的には昨日とあまり大きな変化は無いように見えましたが、湖水の色が淡い水色になりとてもきれいに見えて来ました。
ただし、亀裂の幅が少し広がり、隙間からも湖水の様子が分かるようになっていました。
ドラゴンアイとしての進捗は昨年とほぼ同じように進行しているように思います。昨年は6月8日~10日が見ごろのピークでしたから今年もその頃が見ごろになりそうな予感です。
ただ、やっぱり気になるのは亀裂。この亀裂がこのあとどのように変化していくのか?
要チェックですね。

   2021年5月26
今日のドラゴンアイの様子です。朝、岩手山の山頂が白くなって雪が降ったと思ったらドラゴンアイにも雪が降ったようで真っ白く化粧直しをしていました。そのためでもありますが、大きく変化した感じはありませんでした。
気になる亀裂にも雪がうっすら積もり変化は見つけられませんでした。

   2021年5月27
今日のドラゴンアイの様子です。昨日積もった雪はほとんど無くなっていました。全体としては大きな変化は見られませんが、ドラゴンの瞳にあたる部分、中央部の雪の丘が数日前に比べて浮き上がっているように感じました。
気になる亀裂も大きな変化は感じませんでした。
中央部の雪の丘の中央部が凹んでくれば開眼が近くなってくると思います。

   2021年5月30
昨日のドラゴンアイの様子です。霧の中で幻想的な姿で佇んでいました。
中央部の雪の丘の中央部が凹んで来たように見えます。このまま准将に推移すればあと数日で水が溜まり、ドラゴンが開眼となると思います。
いよいよドラゴンアイも最終段階に入ってきたようです。

   2021年6月2
6月に入りましたね。6月2日、本日のドラゴンアイの様子です。5月27日の写真と比べるとはっきりしますが、沼の縁を囲む水の帯の幅が広くなって来ています。中央の雪の丘もさらに盛り上がったように見えました。ただし、肝心の瞳の部分の凹みは広く浅くなったように見えます。また気になる亀裂ですが、亀裂の中が水中の雪が浮上して? 亀裂の左右がくっついたように見えます。
なんとなくですが、この週末ぐらいには開眼するのでは?と思います。

今日はお昼ごろに出かけましたが、駐車場がほぼ満車でした。週末にかけてさらに混雑が予想されますので、おでかけの際には時間に余裕をもっておでかけください。

   2021年6月5
6月5日、本日のドラゴンアイの様子です。昨日の雨の影響か、沼の右側の雪面が大きくうねって雪面に大きな亀裂が生じていました。ドラゴンの目の部分も全体的に浮き上がったようで水の帯の水が左半分、ほぼ無くなっていました。

気になる亀裂は幅が広がった他は大きな変化は無いように見えました。
今週末には開眼かも…と思っていましたが、昨日の雨でも黒目の部分は大きく凹むことも、水が溜まることもなくまだ眠りからは覚めそうにありません。

今年のドラゴンアイの進捗は異例なことが多く(亀裂が入ったり、雪面が大きくうねったり…)やはり例年とは違う進捗状況のようです。
気になる亀裂もですが、今回入った右側の亀裂もこのあとどうなるのか?
さらに、開眼してくれるのか?
混迷の度合いが高まってきているように感じます。

ちなみに、本日は9時過ぎには駐車場に入れない車で渋滞が発生していました。
散策の方は時間に余裕をもって、お出かけください。

   2021年6月7
6月7日、本日のドラゴンアイの様子です。この土日のドラゴンアイの人出は凄まじいものがありました。ここ数年で一番の人出だったのではないでしょうか?
さて、あと数日で開眼か?とヤキモキしていましたが、昨年と同じく開眼は静かにやって来たようです。
中心部が黒く凹み、水が溜まって開眼!となりました。
昨年が6月8日、一昨年が6月5日に開眼ですから開眼としては例年並みと言ったところでしょうか…。
ただ、今年はご覧の通り、亀裂や陥没が多数発生し、いつドラゴンアイの崩壊が始まるか…予想がつきません。今週いっぱいはお天気が良く気温も高めとのことでしたので持って今週末ぐらいまででしょうか?
早めにご覧いただくのが良いと思います。

   2021年6月9
6月9日、本日のドラゴンアイの様子です。龍の目はさらにハッキリとして今年のドラゴンさんも完全にお目覚めされたようです。しかし、写真のように白目の外側にあたる部分は先日よりもさらに浮きあがり大きな段差が出来ています。まるで目玉が飛び出しているような感じでしょうか?
気になる亀裂は水中の雪が持ち上がり亀裂というよりは溝のようになりました。崩壊の恐れは無さそうに見えます。
今日みた限りでは目玉全体が浮き上がったような状態なので今すぐに崩壊するようなことは無さそうに見ます。この分だと今週末まで持ちそうです。
今年は例年にない進捗になっていますので、これはこれでかなりレアなドラゴンアイとなっています。壊れる前にぜひ一度足を運んでみてください。

   2021年6月11
6月11日夕方のドラゴンアイの様子です。6月9日とはあまり大きな変化は見られないように感じました。ただし、散策路とは反対側の雪面は融けて岸からは離れて来ています。持ち上がった中央部と沼の縁の雪が離れると中央部が浮島のようになるかも知れません。
この後、どんな変化を経て終盤に向かうのか?
まだまだ気になる今年のドラゴンアイです。

   2021年6月17
6月17日のドラゴンアイの様子です。ちょっと更新間隔があいてしまいました。もう崩壊してしまったかも…とちょっと心配しながら向かったのですが、ドラゴンアイはまだそこにありました。
全体的な形は大きく変化してないように見えます。ただ、散策路と反対側はだいぶ融けて沼の岸との間は黒い水面の部分が目立って来ています。また、龍の瞳の部分も融雪が進み、青から黒っぽい瞳に変化しています。
この週末には貫通して黒い瞳になるかもしれません。
ここ数日寒気が入り、気温が低かったのか…この週末もドラゴンアイを楽しめると思います。

   2021年6月20
6月20日、本日の八幡平ドラゴンアイの様子です。
1枚目の写真の通り、瞳の部分と外側の部分が辛うじて雪がある状態となっています。恐らく明日には瞳の部分と外側が繋がり、瞳の形が崩れてドラゴンアイとは呼べなくなってしまうと思います…。
2枚目の写真だとまだ大丈夫なように見えていますね。

今年は積雪が少なく当初は「5月中には見れなくなってしまう」とか、「亀裂が入り途中で崩壊するのでは?」とか紆余曲折あったドラゴンアイですが、結局例年並みの進行となりました。
自然はうまく出来ていますね。
恐らく今年最後のドラゴンアイの雄姿、とくとご覧ください。

   2021年6月22
6月22日、本日の八幡平ドラゴンアイの様子です。
午後から雨と雷予報が出ていたのでお昼前に様子を見に行ってきました。
20日の予想通り、瞳の部分が融けて外側との区別がなく繋がってしまいました。しかし、散策路のある西側の雪がまだしっかり厚みもあるようで大きく型崩れすることなくまだ円形の形は保っていました。
ただ、周囲の雪と浮き上がった雪の部分は恐らく乖離していてもう少し融雪が進むと浮き上がった部分が浮島のように風の影響で浮遊するのでは?と考えています。これはこれで、過去にはない現象なので、もう少し観察を続けてみたいと思います。

   2021年6月25
6月25日、本日の八幡平ドラゴンアイの様子です。
だいぶ融雪が進み、半月のような形になっています。真横から見るとまだドラゴンアイに見えないこともないですかね?
今日は麓ではムシムシと初夏のような陽気でしたが八幡平はお昼でも気温が16℃ほどと快適な気温でした。
前回、瞳を形作っていた浮き上がった部分と、周りが乖離して浮遊するかも…と記載しましたが、状態に大きな変化は見られませんでした。
写真で見ると乖離しているように見えるのですが、散策路反対側から散策路側に緩やかな水の流れがあるのでしょうか?

さて、ドラゴンアイの観察日記ですが、昨年は6月24日が最終でした。
今年も明日からまたお天気がしばらく悪そうなので、次回の観察を最終回にさせていただこうと思っております。
明日からの雨で変化があるか?
最終回の報告、ご期待ください。

   2021年6月28
6月28日、本日の八幡平ドラゴンアイの様子です。
前回、25日からさらに融雪が進み、三日月のような形になっていました。
そして予言通り???
浮き上がってきた瞳の部分が周囲と乖離して沼の中央の方に移動しているように見えます。
水面の部分と残雪の部分が交互にあり黒白黒白と景観にアクセントをつけてくれてるようにも見えました。
この後は瞳の部分だったところがだんだん融雪して無くなり、沼の輪郭に沿って残っている残雪も7月の半ばには無くなり、鏡沼の名前の通り、周囲の風景を水鏡のように映すようになっていくと思います。

今年は4月21日に1回目の日記を開始し2か月以上に渡り観察日記を展開して来ました。今年は当初積雪が少なく早くに開眼するのでは?と思っていましたが、5月が例年になく低温だったり下旬に雪が降ったり、逆にこの季節では考えられないような大雨が降って亀裂が入ったりと初めてのことだらけでとても貴重な進捗を記録できたのでは?と思っています。

今回の観察日記をもちまして2021年のドラゴンアイ観察日記は終了とさせていただきます。ご閲覧ありがとうございました。

スタッフ一同

自然ガイドステーション オススメトレッキングプログラム

ドラゴンアイも終盤を迎え、八幡平は高山植物咲き誇る「花の季節」を迎えます。八幡平マウンテンホテルの自然ガイドステーションでは特に人気の高山植物を愛でることのできるコースをご案内するプログラムをご用意しました。

オススメプラン-1 茶臼岳~八幡平山頂 高山植物トレッキング

アスピーテライン茶臼口バス停を起点に八幡平山頂まで縦走するコースです。広葉樹の森、針葉樹の森、湿原等、植生の変化に応じてたくさんの種類の高山植物を楽しむことができるコースです。高山植物が好きな方には特にオススメいたします。

オススメプラン-2 日本一のコマクサ鑑賞「岩手山登山」

この季節の岩手山はスミレ、イワカガミ、イソツツジなど沢山の高山祝物が咲く花の山です。特にコース後半に通過する通称「コマクサロード」ではその花の数、一株一株の大きさから「日本一のコマクサ群落」とも呼ばれているコマクサの大群落です。高山植物の女王と言われるコマクサの優美な姿をご覧ください。

自然に優しい再生可能エネルギーを採用しています。

八幡平マウンテンホテルは八幡平市にある「松尾八幡平地熱発電所」で発電された電力を使用しています。
地熱発電は天然の蒸気を地下から取り出して発電用タービンで発電を行う仕組みのため、二酸化炭素の排出がほとんどないクリーンエネルギーです。また、蒸気と共に地下から取り出した熱水は全量地下に戻すので持続可能な再生エネルギーとして最近注目のエネルギー源です。

世界的な取組みとして注目されているSDGs(持続可能な開発に向けた17のゴールと169のターゲット)への取組みの一環として、また地球温暖化対策としても優れている地熱発電電力を採用いたしました。

松尾八幡平地熱発電所

八幡平マウンテンホテルに電力を供給してくださる松尾八幡平地熱発電所様は2019年1月29日から発電を開始した新しい地熱発電所です。地熱発電は季節や昼夜に関わらず安定的に発電することができ、松尾八幡平地熱発電所では一般家庭約15,000世帯分の電力を発電する能力があります。

日本の地熱発電所について

引用:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構HPより

現在日本には全国で20ヶ所の地熱発電所があります。火山や地熱地域の分布から東北エリアと九州エリアに集中しています。(東北8ヶ所、九州11ヶ所)


©OpenStreetMap contributors

国立公園八幡平エリアは日本でも有数の火山地帯で東北に8ヵ所ある地熱発電所のうち5ヵ所の地熱発電所がある日本でも有数の地熱地帯です。
八幡平市には1966年に日本初の商用発電を開始した松川地熱発電所があり、発電で生じた温泉水は約6Km離れた当ホテルなど近隣の宿泊施設などへ送られ、ご宿泊のお客様の疲れを癒す天然温泉としてご好評いただいております。
また、八幡平市では地熱で生じた蒸気は温泉以外にも地熱蒸気を使用した地熱蒸気染色や熱水を使用したマッシュルーム栽培やバジル栽培など発電以外にも工芸品や農産物の生産など多岐にわたり利用されている地熱利用先進地域でもあります。

地熱熱水(温泉水)の天然温泉「八幡平の湯」
世界でここだけ!八幡平地熱蒸気染色「GEO COLOR」

PICK UP!

イベント・大会のご案内
トレッキング申込書はこちら
八幡平自然散策バスのご案内