四季の八幡平
春/雪の回廊
除雪を終えた山岳観光道路「アスピーテライン」の両側には高さ最大8mの
雪の壁が出現いたします。
岩手・秋田の両県を跨ぐ、全長約27kmの道路が、約半年間に及ぶ冬の
通行止め期間を経て、4月中旬に開通を迎えます。
崩れ落ちないよう垂直に除雪した雪の回廊の眺めは壮観です。
太陽の光を受けて眩しいほど真っ白な長さ日本一と言われる雪の回廊と、晴れやかな青空とのコントラストは圧巻です。
春/上坊牧野の一本桜
上坊牧野に咲く一本桜。“南部富士”という別名をもつ岩手山の雄大な景色をバックに、可憐ながら力強く咲く姿は、全国に数ある一本桜の中でも
ひときわ美しい姿で訪れる人を楽しませています。
品種は、満開に咲く様子がまるで霞がかっているように見えることから
その名が付いたと言われる「カスミザクラ」。
青い空と残雪の岩手山、緑の草原に佇む凛とした一本桜は必見です。
春/水芭蕉
早春から咲き始めるミズバショウ。
湿原の多い八幡平では、ミズバショウの群生地が多くあります。
雪解けとともに明るい緑の葉と仏炎苞と言われる花びらのような
純白のガクが少しずつ顔をのぞかせ、雪がほとんど無くなる頃には、
花盛りとなり群生が広がる見事な眺めを堪能できます。
「県民の森」や「芭蕉沼」、「御在所湿原」など、八幡平の
いたるところで見られます。
夏/高山植物
八幡平は豊富な高山植物の宝庫。多様な火山が作り出した様々な地形、
土壌が多種多様な高山植物や樹木を育み、山頂付近は特に高山植物の
群落が多数見られ別名、天空の花園と称されています。
キヌガサソウ、チングルマ、シラネアオイ、ニッコウキスゲなど、
八幡平で見ることのできる高山植物の種類は150種とも200種とも
いわれています。春から初秋にかけて散策しながら季節ごとの花の移り
変わりを楽しむことができます。
秋/紅葉
1年を通して雄大な景観を満喫できる八幡平は、紅葉シーズンも
見どころ満載。ブナ・ミズナラ・カエデ・ナナカマド・ダケカンバなどの
落葉広葉樹が多く、山全体が燃えるような紅葉と、清流流れる渓谷美
との景観は、まさに絶景。
特に松川渓谷にある「森の大橋」からの景観は、全国から紅葉写真撮影に集まるほど人気のスポットです。
八幡平アスピーテラインや八幡平樹海ラインの紅葉ドライブもカーブを
曲がる度に素晴らしい景観に出会えるオススメドライブコースです。
冬/七滝の氷瀑
雪の積もる森の中をスノーシューを履いて、パノラマスキー場から
落差30mの「七滝」を目指す、ガイド付きの「七滝トレッキングプラン」をご用意。ほとんど人工音のしない静寂に包まれた冬の森を
ガイドと一緒に散策すれば、ウサギやリス、テンなどいろいろな動物の
痕跡を見つけることができます。
そうしてたどり着いた七滝は、滝全体が薄く青色に凍った幻想的な
景観で皆さんを感動的に迎えてくれます。
《七滝氷瀑トレッキング》
(クワッドリフト1回乗車・用具代込み)2名様以上から
※要予約制