【ドラゴンアイ観察日記2020】

SNSやテレビで話題になった、雪解け時期の絶景「八幡平ドラゴンアイ」。
ドラゴンブルーアイと龍の涙が見られる、季節限定の絶景です。
自然が起こす神秘「ドラゴンアイ」は、いつでも決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化は自然ガイドステーションよりご報告いたします。

最新情報は最下部にあります。

2020年4月17日

今年は4月に入ってから降雪も多かったので、まだ、輪郭もあらわれていません。

2020年5月3日

世間はGWですが、さすがに観光客はいません。ドラゴンアイは何となく形が見え始めてきました。

2020年5月8日

今年は好天が少なく、アスピーテラインの通行止めの日も多いので、なかなかドラゴンアイの観察に行けません。目玉の輪郭が見えているだけです。

2020年5月15日

やっとドラゴンアイの目玉に水が浮いてきました。

2020年5月18日

いよいよ、目玉らしくなってきました。今年は積雪が少なく、暖冬で早いといわれていたドラゴンアイですが、やはり例年通りになりそうです。

 

2020年5月24日

5月18日よりも目玉らしくなってきました。今年は今のところきれいな円周状に水が滲んできています。このまま行くと今年はきれいなドラゴンアイがみられるかも知れません。

2020年5月28

5月24日と比べて大きな変化は見られません。5月に気温が低い日が続いたこともあり昨年よりも進行が遅くなっているように感じます。散策の際にはまだ雪が豊富に残っていますので長靴やスノーシューズなどをご用意ください。

2020年6月2

6月に入り融雪がだいぶ進んで来ています。ドラゴンアイは沼の周囲に沿って水が溜まっていますが、その幅が前回よりも太くなっています。あとは中心の雪の中心にも水が溜まれば見事開眼となります。今年はどうなるでしょうか?今後に期待ですね。

 

2020年6月3日

見頃のピークを迎えているので昨日もドラゴンアイの様子を見て来ました。昨日に比べてリング状になっている水の水深が少し深くなっているように見えました。ドラゴンアイを見にいらっしゃる方も増えてきていますが、まだ雪の上を歩きますので長靴などをご用意いただき3密にならないように注意してお楽しみくださいね。

2020年6月4日

6月4日は夕方に写真撮影しに行きました。ちょっと暗くて申し訳ありません。昨日に比べると水面中央の雪の丘の中心部にやや窪みが出来てきているように感じます。この窪みが深くなり水が溜まれば開眼となります。
今年は期待できそうです!

2020年6月5日

お日様が当たると水の色がきれいなブルーに見えますね。沼の周囲の融雪が進み当初よりだいぶ積雪が少なくなっています。そのため、最初のころに比べて低い角度からの写真となって来ました。中心部の窪みも昨日より深くなったように見えます。

2020年6月7日

6月7日、午前中のドラゴンアイの様子です。ドラゴンアイを一目見ようというお客様がたくさんいらっしゃっていました。中央部の窪みはさらに深くなっているのが確認できましたが、残念ながら開眼には至りませんでした。あと2~3日ぐらいで開眼でしょうか?
今年はまだ雪が多くもうしばらくドラゴンアイが楽しめそうです。

2020年6月8日

6月8日、本日のドラゴンアイの様子です。中央部の窪みはさらに深くなっていて薄っすらと水が滲み、開眼していました。昨日、あと2~3日ぐらいで開眼でしょうか?とお伝えしましたが、すでに開眼です!
週の後半はお天気が良くなさそうですからお天気の良い明後日ぐらいまでが今シーズンのベストタイミングと言えそうです。

2020年6月9日

6月9日のドラゴンアイの様子です。今日は夕方に撮影してきました。
中央部の窪みはさらに深くなっていて水が滲み、瞳がハッキリしています。
ほぼ完成形となりました。

2020年6月10日

6月10日のドラゴンアイの様子です。平日にも関わらずたくさんの方がドラゴンアイをご覧になりに来ていました。明日からの雨で崩壊しないことを祈りたいと思っています。

2020年6月15日

6月15日のドラゴンアイの様子です。ピークを過ぎたのか?平日だからなのか?見学の方の人数はだいぶ落ち着いたように感じました。午前中は雲・霧の中でしたが午後には霧も晴れて良いお天気の中、ドラゴンアイが佇んでいました。
中央の瞳の部分も雪が融けてぽっかり黒目になっていました。
今シーズンのドラゴンアイも終盤を迎えつつあります。

2020年6月18日

6月18日のドラゴンアイの様子です。瞳の部分がだいぶ大きくなり東側の水面も広がり、瞳と水面の部分に何本も亀裂が入って来ています。この週末まで持つかどうか…。今シーズンのドラゴンアイも最終段階に入り、いつ崩壊してもおかしくない状態になって来ました。

2020年6月21日

6月21日、今朝早くドラゴンアイの様子を見に行って来ました。瞳の部分がだいぶ大きくなり東側の水面と一緒になりました。まだ何とかドラゴンアイの程を保っていますが、ドラゴンアイらしい鏡沼を見るのは今日が今シーズン最後のチャンスだと思います。恐らく今週中には完全崩壊して静かな鏡沼に戻ると思います。

2020年6月24日

6月24日、ドラゴンアイの様子を見に行って来ました。写真の通り瞳の部分は融雪が進み、かろうじてドラゴンアイの雰囲気がわかる程度でした。
今シーズンのドラゴンアイは終了な感じです。

そのため本日を持ちまして今シーズンのドラゴンアイ観察日記は終了させていただきます。ご覧いただき誠にありがとうございました。

また来シーズン再開したいと思います。

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【ドラゴンアイ観察日記 2019】

SNSやテレビで話題になった、雪解け時期の絶景「八幡平ドラゴンアイ」。
ドラゴンブルーアイと龍の涙が見られる、季節限定の絶景です。
自然が起こす神秘「ドラゴンアイ」は、いつでも決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化は自然ガイドステーションよりご報告いたします。

最新情報は最下部にあります。

ドラゴンアイが “できるまで”

2016年に撮影した画像を基に、出来始めから終了するまでを解説とともにご紹介します。

2016年5月16日撮影 ドラゴンアイの出来始め

 表面に黄砂やチリ等の汚れが目立ち、水が黒く見える。水底ではなく、水そのものが濁っている。

2016年5月20日撮影 ドラゴンアイの最盛期

水面がライトブルーになり、綺麗な状態。水の中の汚れが沈殿して水底雪面に砂粒ほどの塊となっている。
雪面上に極小の穴が見受けられ、日光を受けた沈殿物の温度上昇で水底雪面を溶かしたと思われる。

2016年5月29日撮影 ドラゴンアイ終盤

 中心部より水面が見え始める。
汚れの沈殿が進み、ライトブルーの水面がより鮮明になる。

2016年6月6日撮影 ドラゴンアイ終了

 雪面の厚さが薄い中心部より水面が広がる。
雪面上の穴が大きく荒れた状態になる岸寄りには、一部ライトブルーの水面がドラゴンアイの痕跡として残る。

2016年6月10日撮影 ドラゴンアイ終了後の鏡沼

 中心部の水面がより大きく広がる。
上の写真を見ても解る通り、向こう岸側の雪が無くなっているので、沼の水底の状況が手前側が浅いと思われる。

2019年ドラゴンアイ観察日記

2019年4月17日(水) 今年1回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

まだまだ雪が多く、「ドラゴンアイ」になる鏡沼は大きく窪んでいる状態です。
頂上の展望台も一番上の手すり部分まで積雪があります。
 沼の上を歩いたあとがありましたが、大変危険です。
また、昨年のように大勢が踏み荒らしてしまうと、綺麗なドラゴンアイが 見られなくなる可能性もあります。
多くの人にドラゴンアイを楽しんでいただけるように、ご協力をお願いいたします。

2019年4月21日(日) 今年2回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

前回とあまり変化がありません。「ドラゴンアイ」は大きく窪んでいる状態です。
頂上の展望台も一番上の手すりから床部分まで見えてきました。
 スニーカーで歩いている外国の方がいましたが、ひざ上まで足が埋まり雪の中に靴を残してしまいました。
スコップで掘り出してあげましたが、この時期はトレッキングシューズにスノーシューが無難です。

2019年4月29日(月) 今年3回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

前回とあまり変化がありません。「ドラゴンアイ」は大きく窪んでいる状態です。
頂上の展望台横にある柱の文字も「八幡平」まで見えるようになりました。
 ゴールデンウィークなので、たくさんの方が歩いていましたが、スノーシューや山スキーの方も多いなか、
長靴やスニーカーの方もたくさん見受けられました。
スリップして歩きにくそうでしたし、危険も伴うので、やはりそれなりの靴をご用意ください。

2019年5月4日(土) 今年4回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

昨年は5月1日には鏡沼の表面に水が浮いてきていましたが、今年はまだのようです。
頂上の展望台横にある柱の文字も「頂上」の頂の字まで見えそうになっています。
 今日もたくさんの方が歩いていましたが、八幡沼を横断している方も居ました。
そろそろ、危険ですので沼の上には入らない方が良いと思います。
一部歩道が出てきたところもありますが、ほとんど雪に覆われたところを歩きます。

2019年5月5日(日) 今年5回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台
左下:鳥海山、下中央:メガネ沼、右下:岩木山

昨日に続いて2日連続の日記です。
ドラゴンアイはまだですが、隣のメガネ沼のエメラルドグリーンが見え始めました。
今日は昨日よりも空気が澄んでいたせいか、鳥海山、月山、岩木山がクッキリ見えました

2019年5月10日(金) 今年6回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

ドラゴンアイにだいぶ変化が出てきました。
5日前と比べると一気に三日月型の水面が現われてきたのが分かります。
八幡沼やガマ沼にも水面が多くみられるようになりました。
ここ数日の気温上昇で随分季節が進んだようです。

2019年5月12日(日) 今年7回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

一昨日から見ると一度表面が凍結したようです。
八幡沼も一昨日よりも白くなっています。朝晩の気温はまだ寒い証拠ですね。
それでも積雪はどんどん融けて低くなっています。 頂上の写真はやぐらが随分見えてきました。
ドラゴンアイはリング状になってきました。ドラゴンブルーまでもう少し。

2019年5月16日(木) 今年8回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

日々、八幡平の積雪は融けて低くなっています。
ドラゴンアイはリング状の部分が広がってきています。
ドラゴンアイの周辺には危険防止のためにロープが張られました。
ロープの内側に入り込まずに、安全にドラゴンアイを観察しましょう。

2019年5月18日(土) 今年9回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:メガネ沼(龍の涙)

ドラゴンアイがリング状に形を変えてきました。
沼の東側に水が浸み出してきています。
そして、「ドラゴンの涙」と言われるメガネ沼のエメラルドグリーン。
神秘的な姿が徐々に露わになって来ています。

2019年5月20日(月) 今年10回目の観察時の写真です。
左:ドラゴンアイ(東側から撮影)、右:ドラゴンアイ(北側から撮影)

これから天気か崩れる予報が出ています。
風が強く、水面にさざ波が多く見られます。
ドラゴンアイは沼の水面が上昇して大きなリング状になるといわれていますので、
これから降る雨がどのように影響するのか楽しみです。

2019年5月22日(水) 今年11回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台
左下:オオバキスミレ、下中央:ウソ、右下:ヒメイチゲ

昨日の雨の影響で、ドラゴンアイの水面が増えたようです。
八幡沼や頂上展望台も、だいぶ雪が融けてきました。
雪解けの場所には早くも可憐な高山植物たちが花を咲かせ始めました。
野鳥のさえずりもたくさん聞こえてきます。

2019年5月25日(土) 今年12回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

今日は土曜日。朝から多くのお客様がドラゴンアイを目当てに山にいらしてます。
お天気が良いので、軽装でお越しの方が多いのですが、
足元(靴)はまだ雪で滑りやすいので、トレッキングシューズや長靴の利用をお勧めします。
そろそろブルーの瞳が見られるようになりそうです。

2019年5月27日(月) 今年13回目の観察時の写真です。
左:ノウゴウイチゴ、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:ショウジョウバカマ

この時期としては異常な高温の日々が続いています。
テレビや新聞で取り上げられてから、毎日たくさんのお客様がドラゴンアイを見に来ています。
ドラゴンアイはあまり変化がありませんが、高山植物がたくさん咲き始めました。
八幡平にようやく春がやってきました。

2019年5月30日(木) 今年14回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

ドラゴンアイがブルーになってきました。
ドラゴンブルーアイとも呼ばれ、水の色がブルーに見えるのが特徴です。
水深が浅くなることと、水温の温度差が関係してるとも言われています。
高山植物も咲き始め、ドラゴンアイも見ごろを迎えています。

2019年5月31日(金) 今年15回目の観察時の写真です。
左:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:ドラゴンの涙

お天気が下り坂ですが、午前中に行ってきました。
曇り空ではドラゴンブルーアイもあまりきれいには見えません。
ドラゴンの涙もそろそろ見納めになるかもしれません。
明日からの週末は多くのお客様で混み合いそうな見込みです。

2019年6月1日(土) 今年16回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

ドラゴンアイがブルーになって見頃を迎えています。
中心部の黒目はまだですが、少しへこんで融けそうになってきました。
やはりリング部分のブルーが鮮やかで、多くのお客様が感動していらっしゃいます。
今日は「八幡平山開きの日」ということもあって、 頂上展望台にもたくさんの観光客の方々がいらっしゃいました。

2019年6月2日(日) 今年17回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、右:ドラゴンアイ(鏡沼)

日曜日で多くの観光客の方がドラゴンアイを見に来ていました。
遊歩道の雪もだいぶ消えて、歩きやすい場所が増えてきました。
黒目らしきものが見え始めていますので、開眼間近です。

2019年6月5日(水) 今年18回目の観察時の写真です。
左:ドラゴンアイ(横から)、右:ドラゴンアイ(鏡沼)

ついに、ドラゴンアイが開眼しました。
龍の目玉に黒目ができています。
沼の奥の方が少し融け始めてきていますので、お早目に見に来てください。

2019年6月7日(金) 今年19回目の観察時の写真です。
左:ハクサンチドリ、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:オオカメノキ

ドラゴンアイがブルーになって、黒目も見えて、見頃を迎えています。
後の方から融けてきていますので、今週末が見頃のピークでしょうか。
駐車場からドラゴンアイまでの道沿いに高山植物がたくさん咲いています。
八幡平の美しく可憐な高山植物たちも是非、お楽しみください。

2019年6月9日(日) 今年20回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

今日は日曜日という事で、たくさんの方がドラゴンアイを見に来ていました。
中心の黒目部分が広くなり、ドラゴンアイの終盤に来ています。
あと数日、もっても今週いっぱいで見納めになると思われます。
季節限定の八幡平の絶景を見に来てください。

2019年6月16日(日) 今年最後の観察日記です。
ドラゴンアイ(鏡沼)

今日は日曜日でしたが、あいにくのお天気で、八幡平を歩く人はあまり多くは有りませんでした。
中心の黒目部分が広くなり、リング状の部分は崩壊しています。
この後は、沼の奥側から融けて行って、夏の鏡沼の姿になっていきます。


今シーズンもドラゴンアイ観察日記をご覧いただきましてありがとうございました。 この後は「八幡平高山植物日記」を掲載します。 また、来シーズンもドラゴンアイ観察日記を掲載する予定です。 皆様からご意見を頂いて、よりよい日記にしていまいります。 どうぞご期待ください。

認定ガイドのおでかけ日記2018

八幡平マウンテンホテルには『認定資格を持った登山ガイド』がいます。
日本山岳ガイド協会 認定ガイドが、ホテル周辺散策やトレッキングデビューの方、
時季を合わせて登山をご希望の方など、 “ 楽しく山歩きをしたい ” 皆様の
お手伝いもしております。
もちろん、ガイド付きトレッキングプランもございますので所属ガイドと一緒に楽しむことができます!

このページでは、所属ガイドの中にいる “ 花が大好き ” な女性ガイドが
散策・トレッキング・登山を楽しんだ時の記録をご紹介♪
季節ごとに美しく咲く花や景観・豆知識などを記したこの日記は、
八幡平マウンテンホテル内1階 自然ガイドステーションに置いてありますので、是非ご覧ください。

世界の椿館・碁石:大船渡市

世界13か国から550種の椿を集めて展示している「世界の椿館」。原種や園芸種など各国のさまざまな椿を愛でることができますよ♪(八幡平市から高速道路使用約3時間)

岩手県県民の森

春夏秋冬、どんな季節でも楽しませてくれる身近な広場がある「岩手県県民の森」。ホテルからも木製ゲートをくぐれば出掛けられる、お手軽散策スポットです。

三ツ石山:残雪期

三ツ石山と言えば、「本州一早い紅葉の名所」とも呼ばれていますが、夏もきれいな高山植物がたくさん!今回は残雪期にお出かけしてきましたよ♪

岩手山

登山ハイシーズンが限られている岩手山。今回登った時期は、「コマクサ」が見頃を迎える6月下旬。この時期はコマクサ以外にもたくさんの高山植物と出会えます♪

岩洞湖:初夏

厳冬期にワカサギ釣りで有名な「岩洞湖」。オートキャンプ施設「家族旅行村」などもあり、冬だけでなく四季問わず楽しむことができます!

みちのくあじさい園:一関市

岩手県一関市にある、「みちのくあじさい園」。400種類4万株のあじさいが植えられており、林の中に整備された約2kmの散策路をのんびり歩きながら楽しめます。

岩手山:裏岩手縦走コース

今回は約8時間30分のコース。夏の裏岩手縦走コースにはたくさんの高山植物が観られるほか、何よりも眺望が素晴らしいので是非歩いてみては?

岩洞湖:秋

散策し甲斐のある広大な敷地があり、夏の終わりから秋にかけての花たちが咲き誇っている岩洞湖。見つけて驚いたキノコや生き物など、自然あふれる場所です。

八幡平:草紅葉

風になびく金色のじゅうたんを広げたような景色の中を歩くことができる秋の八幡平。積雪量が多いため、背の低い原生林とのコントラストが素晴らしい風景です♪

抱返り渓谷:秋田県仙北市

紅葉の名所でも有名な「抱返り(だきかえり)渓谷」。川の色と紅葉のコントラストは素晴らしく、もちろん紅葉期以外でも遊歩道が整備されているので散策ができます。

【ホテルから行ける!】北東北3県の桜見どころスポット

ゴールデンウィークに桜が満開になる八幡平

ここ数年、桜の名所と言われる東北の観光地では、満開の時期が早まりゴールデンウィークには
見頃が終わっている、という事が多くなりました。
八幡平市内、ホテル近隣の「岩手県県民の森」では約500本のオオヤマザクラが
ゴールデンウィーク後半に見頃を迎え、残雪の岩手山をバックに満開の桜を観られる桜の名所です。

桜の見どころスポット(北東北3県)

◎八幡平市
岩手県県民の森     徒歩1分

八幡平市さくら公園   車で約8分
為内の一本桜      車で約15分
上坊牧野の一本桜    車で約10分
◎盛岡市
石割桜         車で約1時間
盛岡城跡公園      車で約1時間
高松公園(高松の池)  車で約1時間
米内浄水場       車で約1時間15分

◎雫石町
小岩井農場の一本桜   車で約1時間10分

◎北上市
北上市立公園展勝地   車で約1時間30分
◎平泉町
旧国道4号線の桜並木  車で約1時間50分
◎青森県

弘前城         車で約1時間40分
芦野公園        車で約2時間10分
◎秋田県
角館武家屋敷通り    車で約1時間50分

移動時間は全て八幡平マウンテンホテルからの移動目安時間です。
名称の色で、開花状況を表しています。
ピンク・・・開花、オレンジ・・・咲き始め、青・・・つぼみ、水色・・・散り始め、緑・・・葉桜

エコツーリズム大賞 「特別賞」を受賞しました

八幡平リゾート自然ガイドステーションの取組が評価されました

環境省と日本エコツーリズム協会の共催では、エコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取組を表彰する「エコツーリズム大賞」を実施しています。  この度、応募のあった33件を対象に、審査委員による審査が行われ、合計10件の受賞が決まり、2月7日に発表となりました。 2月13日には表彰式、受賞団体の取組発表が環境省(東京都内)で開催されました。

八幡平リゾートの「自然ガイドステーション」が、ガイド商品の充実とスクリーンを使ったガイダンスで八幡平の自然を紹介し、十和田八幡平国立公園を訪れるお客様を楽しませている事。そして地域のガイド団体や観光団体とも連携して八幡平の地域活性化を実践している事が評価されました。

表彰状を受取る佐藤総支配人

城内環境副大臣から表彰状を頂き、辻野日本エコツーリズム協会理事から副賞を頂きました。

(写真は向って右側から、城内副大臣、佐藤総支配人、辻野理事)

取組発表は登山ガイドの杉田さん

表彰式後の各団体の取組発表は、自然ガイドステーションの登山ガイド杉田聡さんが行いました。

民間企業が主体となって地域を巻き込んだ形のエコツーリズムの取組は、他の団体からは珍しいケースとして興味を持たれていました。

【ドラゴンアイ観察日記 2018】

今年のドラゴンアイは5月下旬~6月上旬が見頃?

SNSやテレビで話題になった、雪解け時期の絶景「八幡平ドラゴンアイ」。
今年は積雪量が多かったので、見頃は6月上旬頃になるかもしれません。
自然が起こす神秘「ドラゴンアイ」は、いつでも決まった時期に出来るとは限りません。
日々の変化は自然ガイドステーションよりご報告できるようにいたします。

【重要なお知らせ】ドラゴンアイ(鏡沼)を鑑賞・撮影のお客様へ

遊歩道わきの地面が見えたら“花たちの目覚めの合図”

八幡平は、 “ 高山植物の宝庫 ” であり、 “ 自然保護管理されている国立公園 ” でもあります。
ドラゴンアイ(鏡沼)周辺もすっかり雪が解け、遊歩道が露出しています。
写真を撮るために、地面の露出した場所を通り雪面へ降りている方を多く見かけますが、
雪に覆われている部分も沼と地面の境、または沼の上に立っている状態かもしれません。
沼の近くに向かうことは大変危険な行為です!お越しの際は遊歩道から観賞・撮影をされるようお願いします。
また、雪の下にはこれから見頃を迎える多くの高山植物たちが今かと目覚めの時を待っています。
地面が見えてきたら、土を踏まない・入らない。
高山植物が咲き誇った “ 高山植物の楽園 ” 八幡平もあわせて楽しみにお越しください。

ドラゴンアイが “できるまで”

2016年に撮影した画像を基に、出来始めから終了するまでを解説とともにご紹介します。

2016年5月16日撮影 ドラゴンアイの出来始め

 表面に黄砂やチリ等の汚れが目立ち、水が黒く見える。水底ではなく、水そのものが濁っている。

2016年5月20日撮影 ドラゴンアイの最盛期

水面がライトブルーになり、綺麗な状態。水の中の汚れが沈殿して水底雪面に砂粒ほどの塊となっている。 雪面上に極小の穴が見受けられ、日光を受けた沈殿物の温度上昇で水底雪面を溶かしたと思われる。

2016年5月29日撮影 ドラゴンアイ終盤

 中心部より水面が見え始める。 汚れの沈殿が進み、ライトブルーの水面がより鮮明になる。

2016年6月6日撮影 ドラゴンアイ終了

 雪面の厚さが薄い中心部より水面が広がる。 雪面上の穴が大きく荒れた状態になる岸寄りには、一部ライトブルーの水面がドラゴンアイの痕跡として残る。

2016年6月10日撮影 ドラゴンアイ終了後の鏡沼

 中心部の水面がより大きく広がる。 上の写真を見ても解る通り、向こう岸側の雪が無くなっているので、沼の水底の状況が手前側が浅いと思われる。

2018年ドラゴンアイ観察日記

2018年4月21日(土) 今年1回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

まだまだ雪が多く、展望台の左脇に『八幡平頂上』と書かれている木柱碑は
まだ「八」の字しか見えていない程の雪深さです。
※鏡沼の上を歩いた形跡が見受けられました。
 雪深いとは言え、雪の下は釡状の沼があり、すぐに救助が駆けつけられる場所ではありません。
 竿(ピンクの紐が付いた棒)から外れて歩く行為は大変危険です。

2018年5月1日(火) 今年2回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

雪はまだ多いですが、展望台の左脇の『八幡平頂上』と書かれている
木柱碑が
「八幡平」まで見えてきました。
八幡平山頂付近の八幡沼も徐々に周りから溶けだしています。

ドラゴンアイ(鏡沼)も水が浮きだし、まるで竜が「目覚めた」ようです。
 これから雪解けが進み、リング状になる事を祈りつつ観察を続けていきます。

2018年5月6日(日) 今年3回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

5月4日・5日と連日、八幡平アスピーテライン・樹海ラインが積雪による通行止めでした。
1度解けた部分に積雪⇒積雪部分が凍る⇒日差しで融雪する、という雪解けとなっています。
雪はまだ多いですが、展望台の左脇の『八幡平頂上』と書かれている
木柱碑が
「八幡平 頂」まで見えてきました。
八幡平山頂付近の八幡沼は、2日連続の積雪で
逆戻り。
ドラゴンアイ(鏡沼)は浮き出していた水が積雪と連日の強風で凍り、まぶたが少し閉じた形に。
 これから雪解けが進み、リング状になる事を祈りつつ観察を続けていきます。

2018年5月13日(日) 今年4回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

やっと八幡平アスピーテラインの積雪・落石による通行止めが解除となりました。
雪はまだまだ多いです。今年は例年より積雪量もあり、なかなか雪解けが進んでいないようです。
展望台の左脇の『八幡平頂上』と書かれている木柱碑が
「八幡平 頂上」まで見えました!
八幡平山頂付近の八幡沼は、水深の浅い部分から徐々に解けてきました

ドラゴンアイ(鏡沼)は浮き出していた水中の汚れが徐々に沈殿してきているようです。
少し青みがかり、丸みを帯びた三日月形になってきました。
 沼の雪解けの進み具合が早いように感じられ、例年に比べて少し低い位置にドラゴンアイが出来そうです。
リング状になる事を祈りつつ観察を続けていきます。

2018年5月20日(日) 今年5回目の観察時の写真です。
左:ガマ沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:見返り峠からの眺望

八幡平アスピーテラインの積雪・路面凍結による通行止めが12:00に解除となったので観察に行ってきました。
積雪量は少なくなってきたようですが、ホテル付近や山麓で風雨など天候が良くない日は
山頂で積雪となる場合がある為、今の時期は積雪や路面凍結による通行止めになる事があるんです。
日記初登場の八幡平山頂付近にあるガマ沼は、水深の浅い部分・中央部から雪解けが進み、沼の水が見えています
1番右の写真はガマ沼から山頂レストハウスへの帰り道の“見返り峠”での1枚。

澄んだ青空に木々の緑、残雪の白が美しい写真が撮れました!晴れた日はこのような景色を観る事ができますよ!
ドラゴンアイ(鏡沼)は積雪により浮き出していた水の表面が凍ってしまいました。
少し青みがかり、丸みを帯びた三日月形はそのまま。
 例年に比べて天候不良による積雪が頻繁に起こり、なかなか雪解けが進んでいないように感じられます。
今年のドラゴンアイはいつ頃観られるでしょう?期待して観察を続けていきます。

2018年5月21日(月) 今年6回目の観察時の写真です。
記事の右側:取材風景

左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

2日続けて良いトレッキング日和!本日はお客様のガイドとテレビ岩手様の取材も兼ねて観察へ行ってきました。
雪解けが進むと黄砂や塵など雪面上の汚れが目立ってきますので、お出かけの際は多少の汚れに強いアイテムと防寒具を身に付けて行く事をオススメします。
八幡沼は、中央部分がうっすら解けてきました。八幡平頂上展望台は木柱碑の文字が全部見えました!地上まであと90cm程。展望台の下は雪解けが進んでおり、全貌が現れるのは早そうです。ドラゴンアイ(鏡沼)は昨日と変わらず。夜はマイナス気温が多く、水面に浮かぶ雪が不思議な光景(過冷却)を魅せてくれます。ドラゴンアイになる前も美しくも神秘的な表情の鏡沼。今後の変化が楽しみです。

2018年5月24日(木) 今年7回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

本日は時間が経つにつれ晴天となり、天候に恵まれました。
21日の八幡沼の写真を比較すると分かりやすいですが、雪解けが進んできました!
八幡沼は、ほぼ毎回同じ構図での撮影です。緑も際立ってきて初夏が近づいてくるのを感じられます。
八幡平頂上展望台は2本の木柱碑の文字が見えています!地上まであと70cm程。順調な雪解けです。
ドラゴンアイ(鏡沼)は黄砂や塵の汚れが沈み、より一層ブルーが強くなりました。
うっすらと瞼のようにも見える雪解けが、まるでドラゴンが薄目を開けているように魅せています。
このまま順調に雪解けが進めば6月上旬が見頃となりそうです。今年のドラゴンの目覚めが楽しみです!

2018年5月28日(月) 今年8回目の観察時の写真です。
左:ドラゴンアイ(鏡沼)9:50撮影、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)13:56撮影、右:オオバキスミレ

午前は曇り空でしたが、時間が経つにつれ晴れ間が出てきました。
今回の観察日記は“1日の時間経過でみるドラゴンアイ(鏡沼)の変化について”です。
本日のように、天候が比較的良い日にはどれくらい変化があるのかが気になっていたので、撮影してみました。
左のドラゴンアイ(鏡沼)は午前9時50分に撮影した物です。
曇り空の影響もあり、水の色もライトブルーのような色合いで、三日月形も24日の観察時とほぼ変わらず。
中央のドラゴンアイ(鏡沼)は午後1時56分に撮影した物です。
なんと!約4時間のあいだにリング状になりかけています!更に天気も良いためかブルーも鮮やか♪
このまま順調に雪解けが進めば予想通り6月上旬が見頃となりそうです。
右の写真は、山頂レストハウス周辺に咲いていた“オオバキスミレ”という高山植物です。
山野草が増えてくるとちょっと遅い八幡平の春の訪れを感じます。

★ドラゴンアイを観に行くまでの足元情報★
・レストハウス⇔鏡沼間は、ザクザクとした雪の部分と登山道(散策路)が出始めている部分があり、少し歩きにくい。
・倒木や立木の周りは雪が緩く、踏み抜いてしまう危険性があります。なるべく踏み固められている足跡の多い場所を
 選んで歩くことをオススメします。

2018年5月29日(火) 今年9回目の観察時の写真です。
上段左:メガネ沼、上段右:ドラゴンアイ(鏡沼)

左:ガマ沼、中央:八幡沼、右:八幡平頂上展望台

本日は快晴!八幡平山頂レストハウス駐車場付近の風は強めに吹いていましたが、
登山道を歩き始めると少し汗ばんでくるような、体感温度も高く春の陽気を感じる日でした。
風が吹くと体感温度は変化します。お出掛けの際はフロントジップタイプの衣類があると便利です。
今回はドラゴンアイだけが見どころじゃない!八幡平の不思議な沼のご紹介です。
実は、ドラゴンアイ(鏡沼)の隣にある “メガネ沼” にも不思議な現象が起きています!
上段右の沼はドラゴンアイ、水の色は“ブルー”。上段左の写真がメガネ沼、こちらの水は“グリーン”。
おそらく鉱石との化学反応の影響で隣の沼でも色が異なるのではないか、という話があるとかないとか。。。
ドラゴンアイ・八幡平頂上へ訪れた際は、メガネ沼も是非ご覧ください♪
下段左はガマ沼、中央は八幡沼、右は八幡平頂上展望台です。八幡沼も沼の中央がだいぶ解けてきています。
八幡平頂上展望台は、周りの雪がほぼなくなり、左側に見えている雪も7~10日ほどで雪が解けそうです。

★プチ情報:山頂レストハウス~鏡沼~八幡平頂上周回をすると観られる植物★
雪解けの進み具合で春の高山植物たちが姿を現してきました!
ノウゴウイチゴ、ショウジョウバカマ、エンレイソウ、ヒメイチゲなどが雪の解けた間から観察できます♪

2018年6月2日(土) 今年10回目の観察時の写真です。
記事右側:ドラゴンアイ(鏡沼)
左:八幡沼、中央:八幡平で観た高山植物(シラネアオイ)、右:八幡平頂上展望台

 本日は雲多めの晴れ、八幡平山頂の気温は14℃、微風。
歩き始めてしまえば、薄着でも対応出来そうです。

下段左は八幡沼、中央は山野草の女王:シラネアオイ、右は八幡平頂上展望台です。いよいよ雪解けが進み、八幡平の高山植物たちが賑わいをみせてきました♪ 山野草の女王とも呼ばれる “ シラネアオイ ” がレストハウス駐車場下に咲き始めています。八幡沼はほぼ雪解けが済み、沼の形が分かるようになりました。八幡平頂上展望台は、階段横にある三角点も見え、あと5~7日程で解けきりそうです。
 ドラゴンアイ(鏡沼)は、ほぼリング状になりかけています。三日月形の期間が長かったからか、水の中に三日月があり、今年のドラゴンアイは優美な目になりそうです。

2018年6月4日(月) 今年11回目の観察時の写真です。
左:ドラゴンアイ(鏡沼)、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:オオバキスミレ

快晴が続き、暑いくらいの八幡平です。八幡平山頂の気温は12:00時点で22℃、微風。
体感温度も高く、すっかり春の陽気でホテル周辺では立っているだけでも汗ばむような気候です。
今回は大変賑わっているドラゴンアイの様子をお伝えします。
雲もなくすっきり晴れた日は、「鏡沼」という名前の通り空を映したような透き通った青色になるドラゴンアイ。
左の写真、ドラゴンアイの奥、木々の手前に人がたくさん写っているのですが・・・
実はこれ、9:36の写真なんです。平日の朝早い時間からこんなにたくさんの方々が観にいらしてるんですね!
それほどまでに注目を集めている “ ドラゴンアイ ” 。早く開眼しないか待ち遠しいです♪

2018年6月7日(木) 今年12回目の観察時の写真です。
上段 左:イワナシ、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:ベニバナイチゴの花
下段 左:ミヤマスミレ、中央:ミツバオウレン、右:ハクサンチドリ

八幡平山頂の気温は12:00時点で20℃、ほぼ無風。山頂でもTシャツで過ごせそうな気温と日差しです。
今回はドラゴンアイを鑑賞する際の注意事項をお知らせします。
ページTOPにも記載の通り、沼周辺の雪解けが進み地面が露出してきました。
前回観察日の6月4日と見比べると分かりますが、ドラゴンアイ写真下部の雪が汚れてしまっています。
土を踏んで雪面に上がって観賞・写真を撮影される方が多く見受けられますが、雪解けが最終段階に入った今、
雪に覆われている部分はどこまでが沼なのか地面なのか分からない状態です。
大変危険な行為ですので、沼には近づかず遊歩道から眺めることを強くオススメします。
また、他の写真は雪解けによって目覚めた高山植物たちです。ドラゴンアイとともに高山植物を
楽しめるのは今の時期限定です! “ 高山植物の宝庫 ” 八幡平を是非お楽しみください♪

2018年6月9日(土) 今年13回目の観察時の写真です。
左:ガマ沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:遊歩道

八幡平山頂の気温は10:30頃で11℃ほど。曇り空でしたが、ところどころ青空がのぞくような天気でした。
今回は初夏に近づいてきた八幡平の様子をお届けします。
山頂付近にあるガマ沼は、沼を縁取るように雪が残った空と沼とのコントラストがとてもキレイです。
ドラゴンアイ(鏡沼)は、空が水面へ映り込み、いつまでも観ていたくなるような情景をみせてくれます。
今後の天候次第とはなりますが、瞳が出来るのが待ち遠しいです!
右の写真は、遊歩道(木道)の写真です。ほぼ雪が無い場所が多く、靴底が滑りにくい加工の物であれば
長靴を履かなくても良い状況となってきました。濡れている部分はありますので防水加工の物をオススメします。
雪解けによって目覚めた高山植物たちが増えて、八幡平もようやく賑わいをみせてきました!
ドラゴンアイとともに高山植物を楽しめるのは今の時期だけですよ♪

2018年6月12日(火) 今年14回目の観察時の写真です。
上段左:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:ドラゴンアイ(鏡沼)横の遊歩道
下段左:オオカメノキ、中央:ウスバスミレ、右:サンカヨウ

本日の八幡平山頂は12:00で6℃、微風。雨が降り、レインウェア必須の日でした。
今回はドラゴンアイ周辺情報と “ 雨の日の八幡平 ” をお届けします。
いつも晴天の情報をお届けしていましたが、梅雨時期なので現在の見どころをご紹介♪
左はドラゴンアイ。遊歩道や鏡沼周辺の雪が解け、だんだんと汚れが目立ってきました・・・
でも、雨が降るからこそ良いこともあるんです!ドラゴンアイの水位が増し、美しい形となると同時に
中心部の厚い雪が解かされ、瞳ができやすい状態へと近づきます。
右の写真で分かる通り、ドラゴンアイ横の遊歩道とその脇は既に地面が見えています。
これから高山植物たちが咲く場所です!植物が気持ちよく目覚められるよう、入らないようにしましょう。
高山植物は白い花シリーズ♪左からオオカメノキ、ウスバスミレ、雨に濡れて半透明となったサンカヨウ。
雨の日でもドラゴンアイとともに高山植物を楽しめるのは今の時期だけですよ♪

2018年6月14日(木) 今年15回目の観察時の写真です。
左:八幡平頂上展望台、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡沼展望デッキ

本日の八幡平山頂は12:00時点で5℃、弱風。濃霧で視界が悪く、ホテル周辺とは異なる天候でした。
梅雨時期の八幡平。麓と山頂ではまるで景色が違い、温度差もあります。
お越しの際は事前に天気のチェック、防寒具の準備を整えてお越しください。
現在の山頂はというと、頂上展望台付近やほとんどの場所で雪が解け、トレッキングシューズか
防水加工のスニーカー等であれば、遊歩道を歩けるようになりました。
ドラゴンアイの状況ですが、濃霧の中、より幻想的な雰囲気を醸し出しておりライトブルーが際立って見えます。
例年であれば中央部の雪が解け、瞳が出来るのですが今年は思うようには出来てくれません。
自然現象なので、思い通りにならないのは仕方がないですね。
雨や曇りでも水の色がライトブルーになっているので、見頃である事には変わりはありませんよ♪
また、濃霧だからこその景色は右の写真。晴れている日であれば目の前に八幡沼が見えているはず・・・
ですが、本日は一面真っ白。なだらかな山でも、山の天気は変わりやすいものです。
恵みの雨が降り、美しい高山植物あふれる八幡平になるまでもう少し。ドラゴンアイシーズンをご堪能ください♪

2018年6月17日(日) 今年16回目の観察時の写真です。
左:八幡沼、中央:ドラゴンアイ(鏡沼)、右:八幡平頂上展望台

本日の八幡平山頂は8:30時点で10℃、無風。濃霧で視界が悪く、少し肌寒い体感気温でした。
今回は茶臼岳~黒谷地湿原~八幡平山頂のコースをトレッキングしました。
茶臼~黒谷地間は色とりどりの10~15種類ほどの高山植物が咲き始めています。
黒谷地湿原は残雪が多く、歩きづらい箇所もありますが目線の高さで観られるイワナシが咲いていたり、
展望デッキ付近ではヒナザクラやチングルマも咲き、池塘と相まって美しい景色となっています。
ドラゴンアイの状況は、例年であれば中央部の雪が解け、瞳が出来ます。
現在は奥の原生林側の水底雪面が解け、沼の水が見えています。今年のドラゴンさんは、
春の陽気でウトウトしたまま、初夏を迎えたようですね。
とはいえ、汚れの沈殿が進み、鮮明さが増したライトブルーの水面の美しさは健在です♪
高山植物たちも咲き揃いはじめてきた今、リング状の雪面があるうちに色とりどりの花と緑、
雪解け時期の神秘の色調 “ ドラゴンブルー ” をお楽しみください!
★プチ足もと情報★・・・雪解け水が流れている場所があります。
防水加工の施されている靴かトレッキングシューズを履いていると安心です。

2018年6月25日(月) 今年17回目の観察時の写真です。
写真:ドラゴンアイ(鏡沼)

本日は晴天でしたが風が強く寒さが身にしみる、まさに麓とは違った天気でした。
ではさっそく現在のドラゴンアイの様子を解説付きでお伝えします。
例年であれば6月中旬から下旬は雨期と被るので、リング状の雪面に溜まった水が水面に浮いている雪を
押し下げることでリングの形を保っているのですが、今年は降雨量が少なく天気の良い日が続いたため、
対岸から雪が徐々に解け出し、雪面に溜まっていた水も沼へと流れてしまいました。
瞳が出来かけている状態ではありましたが、今年のドラゴンアイは終盤を迎えています。
前2年は積雪量が少なく、今年は積雪量が多かったので、このような場合の経過観察をするため
今後どのような解け方をしていくのか継続して見守り続けます!
現在の八幡平は、春の高山植物たちが続々と目覚め始め美しい風景を魅せてくれます。
抜けるような空の青、原生林や草原の息吹の緑、残雪の白、そして色とりどりの高山植物たち。
これから八幡平の春・初夏が始まります!清々しい風と風景に癒されにお越しください♪

認定ガイドのおでかけ日記2017

八幡平マウンテンホテルには『認定資格を持った登山ガイド』がいます。
日本山岳ガイド協会 認定ガイドが、ホテル周辺散策やトレッキングデビューの方、
時季を合わせて登山をご希望の方など、 “ 楽しく山歩きをしたい ” 皆様の
お手伝いもしております。
もちろん、ガイド付きトレッキングプランもございますので所属ガイドと一緒に楽しむことができます!

このページでは、所属ガイドの中にいる “ 花が大好き ” な女性ガイドが
散策・トレッキング・登山を楽しんだ時の記録をご紹介♪
季節ごとに美しく咲く花や景観・豆知識などを記したこの日記は、
八幡平マウンテンホテル内1階 自然ガイドステーションに置いてありますので、是非ご覧ください。

岩手県県民の森&松川渓谷散策

ホテルの横には岩手県県民の森に入れる木製のゲートが。 この森で起きた“山の中なのにエビフライ!?事件”や春の妖精のお話など、豆知識がたくさん♪

盛岡市岩洞湖周辺散策

冬の風物詩「ワカサギ釣り」で有名な岩洞湖ですが、 春から秋の間もキャンプ場があるので家族連れで楽しみに来る方が多い憩いの場所です。

姫神山登山:城内コース

岩手三山のひとつ、姫神山。他の岩手山・早池峰山とともに岩手県民にとっては、とても馴染み深い山です。女神が祀られており、山伏の修行の場として使ったとか。

八幡平山頂周回コース

日本百名山“八幡平”は、標高1,613m。緩やかな登りでローヒールパンプスでも散策が出来てしまう山。8月下旬には「草紅葉」が見られ、早い紅葉を楽しめます。

藤七温泉周辺散策

これぞまさに秘湯!と言わんばかりの標高1,400mにある温泉宿。温泉の効能もさることながら、絶景ファンには堪らない早朝・夕暮れ・夜中の景色は目を見張ります。

安比高原にある中の牧場&ブナ二次林

二次林とは、自然災害や伐採によって失われた原生林が自然回復した木・林のこと。漆塗りが盛んだったこの地で、1本残されたマザーツリーから形成されています。

安比岳・八幡平山頂コース

トレッキングプランにもあるコース。思わぬ場所が登山道として使われていたり、野趣あふれすぎな温泉があったりと、見どころ満載で楽しみながら歩けます。

紅葉&絶景!裏岩手縦走

トレッキングプランにあるコース。紅葉&絶景&登山が好きな方には堪らないルート。早朝の出発で朝日と山並みの絶景、太陽に照らされた紅葉・・・美しい♪

岩手山登山:七滝・焼走りコース

7月中旬まで見頃が続く、高山植物の女王“コマクサ”。 日本百名山“岩手山”は、日本最大級のコマクサの群生地です。その他、色とりどりの高山植物も観られます。

紅葉の名所:七滝&松川渓谷&森の大橋

どの場所も八幡平の紅葉名所として有名な場所。滝&紅葉、渓谷&紅葉など水と紅葉の組み合わせは美しさが倍増します。お散歩にオススメは松川渓谷&森の大橋♪

※リンクボタンの色分けについて
春・・・ピンク、初夏(新緑期)~夏・・・水色、秋・・・オレンジと、季節ごとに色分けをしています。
岩手・八幡平では、関東方面より少し遅い季節の移り変わりを味わうことができます。

トレッキングプランや各種お問い合わせ

岩手山や八幡平の自然をトレッキングするなら、
山好きのための『ガイドの居るホテル』八幡平マウンテンホテルをご利用ください。
ガイドが居るので安心♪トレッキングについて事前にお電話で相談を受けることも可能です。
各種ガイド付きトレッキングプランは、「日にち選択型」&「日にち固定型」と大きく分けると2種類ございます。
どちらも人気のプランですので、お気軽にお問い合わせください。

八幡平マウンテンホテル
TEL 0195-78-4111   FAX 0195-78-2058 (担当:高橋)

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