その他

【松川地熱発電所】

松川地熱発電所の歴史

岩手県八幡平市にある松川地熱発電所は、十和田八幡平国立公園内に位置し岩手山や八幡平の火山に囲まれています。
松川での地熱発電のきっかけは、1952年(昭和27年)頃に松川の温泉開発のために調査を行ったところ、
蒸気が噴出したことに始まります。
この現象に着目した東化工(株)(現在の日本重化学工業(株))は、1956年(昭和31年)から地熱蒸気の調査に着手
し、約10年間の調査・建設期間を経て、1966年(昭和41年)10月に出力9,500kWの日本最初の商業用地熱発電所として
運転を開始しました。

地熱発電のしくみ

生産井と呼ばれる井戸を使って、地熱貯留層から蒸気を生産します。
この時、蒸気とともに熱水も一緒に噴出するため、セパレーターと呼ばれる設備で蒸気と熱水に分離します。
分離した蒸気は、配管で発電所に送られタービンを回して電気を作ります。
地域によって、地熱貯留層内の蒸気や熱水の割合や温度に違いがあります。
そのため、地熱資源の特性に合った形式を選択します。松川地域は、熱水をほとんど含まない蒸気卓越型です。
松川地熱発電所では、蒸気卓越型(ドライスチーム形式)で発電が行われています。
その後、生産等を追加し、現在では認可出力は23,500kWとなっています。

蒸気卓越型(ドライスチーム形式)の仕組み(JOGMEC HPより)

地熱発電所の現在

2003年10月に、東北電力企業グループである東北水力地熱株式会社が日本重化学工業株式会社から事業を引き継ぎ、
運転開始から約50年たった現在でも安定した運転を継続しています。
(2015年7月 東北自然エネルギー株式会社に社名変更)
地熱館はPR施設となっており、映像・パネルにより、地熱発電のしくみがわかります。

【松尾鉱山】

松尾鉱山とは

松尾鉱山(まつおこうざん)は、十和田八幡平国立公園の岩手県側の東方、標高約900mに位置し
19世紀末から1969年まで岩手県岩手郡松尾村(現在の八幡平市)に存在した鉱山です。
おもな鉱物は硫黄で、黄鉄鉱も産し、一時は東洋一の硫黄鉱山でした。

その後、松尾鉱山は重油脱硫による回収硫黄等の影響をまともに受け、昭和44年に従業員全員解雇をして、
事実上の閉山、昭和49年、会社更生手続き終了まで60年間の鉱業が行われていました。

松尾鉱山の生産品・実績

生産品は黄色が鮮やかな硫黄で、主な利用としては化繊・合成繊維・製紙・農薬・肥料・化学薬品・医薬・染料などと幅広い分野の原料として利用されました。
1911年(明治44年)に横浜の貿易会社 増田屋が参画し、経営を掌握してから、多額の投資による本格的な採掘が始まり、鉱山がある標高約900mの元山(現在の八幡平市緑ヶ丘)から麓の屋敷台(東八幡平、現在の八幡平市柏台)まで
索道を通し、1934年(昭和9年)に東八幡平駅から花輪線大更駅まで松尾鉱業鉄道を敷きました。

鉱山での生活

10月下旬から4月頃まで冬型の気候で積雪も多く厳しい環境でしたが、鉱山での生活すべてが完結できるように、
社会の福利厚生として住宅・病院・生活に必要な売店・学校・郵便局・銀行・娯楽施設等が設置され、最盛期は
従業員4,000人あまり、家族を合わせた人口は約15,000人が生活していました。

またセントラルヒーティングや水洗トイレ完備の鉄筋コンクリートによる集合住宅、劇場など生活に快適な当時の最新設備が導入され、松尾鉱山は「雲上の楽園」と言われ、麓の人は松尾鉱山へ買い物や映画、演芸を観に行くことが
楽しみだったようです。

閉山後の松尾鉱山

木造の建物は延焼実験目的で焼却され、鉄筋コンクリートの建物だけが残されました。
現在は、それらの建物が山中に廃墟として残っています。1990年(平成2年)に写真家の丸田祥三が廃墟化した
松尾鉱山を写真集に収め、それがニュース番組のイメージショットにも使用されました。

また、鉱山から流出する大量の強硫酸水は北上川に流出を続け、強硫酸水を中和するために直接、中和剤(石灰)を
投入する暫定中和処理も行われましたが、北上川の汚濁は大きな社会問題となりました。

これを受け、昭和51年8月【北上川水質汚濁対策各省連絡会議】(五省庁会議)において緑ヶ丘地区に処理施設の建設が決定、5年の歳月と約93億円の巨費をかけ、昭和56年11月に旧松尾鉱山新中和処理施設が完成しました。
現在もその処理は続いています。

2026-03-23

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